大阪万博2日目に大屋根リング「雨漏り」発表の赤っ恥。トラブル連発も維新中抜き完了、死者ゼロは僥倖?ネットでは謎の擁護も

2025.04.14
by 東山ドレミ
 

“機運醸成”予算の一部をネット工作に投入か

先のネットメディア編集デスクが説明する。

「大阪万博では、テレビ局などのマスコミを巻き込んで、成功の“機運を醸成”するための各種取り組みが行われてきました。わかりやすく言うと、大手メディアに多額のお金をばらまいて、ヨイショ番組やヨイショ記事をたくさん作らせる、という案件です。その宣伝チャネルには当然、ネットも含まれるのですが、予算の一部が“ネット工作”に投入されているのではないか?というもっぱらの噂です」(前出のネットメディア編集デスク)

SNSや掲示板の“大阪万博擁護”には、運営による世論工作が含まれているかもしれない、ということか。

「はい。たとえば、大屋根リングの雨漏りを伝えるYahoo!ニュースの記事のコメント欄をじっくり見てみると、万博擁護には奇妙にパターン化された“切り口”があることに気づきます。“AIくささ”は強くないのですが、まるで“では今回はこの方向で反論していくことにしましょう。表現は各自で崩していただいて結構です。ただし、この点は必ず強調するようにして…”といった指示が、誰かから出ているような不自然さがあるのです」(前同)

具体的には、どのようなパターンが観察されるか?

「まず1つ目は、協会自身が雨漏りを認めているにもかかわらず、記事をきちんと読まずに(あるいは意図的に無視して)“雨漏りはしていない”と自信満々に断言するパターンです。そのバリエーションとして、“私は万博初日に大屋根リングに行ったが雨漏りはなかった。横殴りの雨で濡れはしたけど――”というエピソード開陳型もあり、これらをあわせるとかなりの件数が投稿されていました。

他では、“現実に万博はもう始まってしまったのだから、今さら雨漏りを批判してもしかたがない。みんなで前向きに取り組んでいこう”といった主張がかなり目立ちます。実はこれは、汎用型のテンプレ反論とも言えるものです。

つまり、事象発生前は“始まる前から水を差すようなことを言うな”、事象発生中は“今はそんなことを言っている場合ではない”、事象終了後は“済んだことをいつまで言ってるんだ”と反論していくパターンです。万博に限らず何にでも適用できる詭弁ですが、今回も多用されていました」(前同)

日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』を取材出禁にして物議を醸している万博協会だが、報道規制はこれにとどまらない。各種報道によると、13日に会場で異臭騒ぎがあり、消防車8台が駆けつけた際、報道陣には撮影NGが通達されたとされる。

マスコミに金をばらまき、『赤旗』を追い出し、SNSや掲示板でネット工作をして“機運を醸成”する――。もしそうなら宣伝プランとしてはよく練られているが、そんな工作ではメタンガス問題など会場が抱える脆弱性は解消できない。もし事故が起こって誰かが命を落とした場合、維新流に“来場者の自己責任”ということになるのだろうか。

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image by: EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

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