2026年の新文書――さらなる暴露
2026年1月30日、米司法省は約350万ページのエプスタイン関連文書を公開した。この「エプスタイン・ライブラリー」は、新たな衝撃的事実を明らかにした。
MITは、エプスタインの2014年信託文書で「第三順位の最終受益者」として指定されていた。寄付は「ジェフリー・E・エプスタイン基金」と名付けられ、「MITに通う大学院生および学部生への財政援助を提供する」ことを目的としていた。
さらに、2014年の電子メールで、リンダ・ストーン(元MITメディアラボ諮問委員会メンバー、伊藤をエプスタインに紹介した人物)がエプスタインに、MIT学部生のジェレミー・ルービン(2016年卒、ビットコイン研究者)を紹介していたことが判明した(伊藤がCCで入っている)。「伊藤も、私も(ストーン)、あなた(ルービン)がこの人(エプスタイン)を超面白いと思うだろうと考えています」
ルービンは後に2014年から2018年まで複数回エプスタインと会っていた記録が見つかっている。2018年8月の電子メール交換で、エプスタインはルービンに暗号通貨について助言を与えていた。
結論――構造的腐敗と説明責任の欠如
これらの調査が明らかにしたのは、伊藤などの個人の道徳的失敗だけではない。MITの組織的・構造的な腐敗である。
伊藤穣一は、性犯罪者であることを知りながらエプスタインと深い関係を築き、彼から個人的に120万ドルを受け取り、メディアラボに少なくとも52万5,000ドルの寄付を受け入れ、さらにエプスタインを通じて750万ドル以上の資金を調達した。そして、伊藤はこれらすべてを組織的に隠蔽しようとしたことが明らかになっている(とくに今回のエプスタインファイルで)。
MIT幹部は、エプスタインが大学の寄付者データベースで「不適格」とマークされていることを知りながら、彼からの寄付を承認していた。学長ラファエル・ライフは、エプスタインへの感謝状に署名している。複数の管理者が、エプスタインの関与を「匿名」として記録することに同意した。
セス・ロイド教授は、刑務所に服役中のエプスタインを訪問し、釈放後も関係を続け、彼のプライベート島(エプスタイン島)を訪問した。そして、個人的に6万ドルの贈り物を受け取りながら、それをMITに報告しなかった。
ビル・ゲイツとレオン・ブラックは、エプスタインを通じて数百万ドルをMITに寄付した――その後、彼らの広報担当者は関与を否定したが、文書記録は別の物語を語っている。
そして、最も衝撃的なことは、若い女性たち、おそらくエプスタインの被害者たちが、MITという世界最高峰の学術機関のキャンパス内を、性犯罪者に同伴して歩いていたという事実である。
シグネ・スウェンソンのような内部告発者の勇気がなければ、この真実は永遠に闇に葬られていたかもしれない。イーサン・ザッカーマンのような健全な精神を持った学者の抵抗がなければ、誰も声を上げなかったかもしれない。
確かに伊藤穣一は辞任した。しかし、それで十分なのだろうか?
セス・ロイドは有給休職処分となったが、教授としての地位を保持している。ラファエル・ライフ学長は謝罪したが、辞任しなかった。イスラエル・ルイス財務担当副学長は「辞任」したが、それは報告書公表の1年前に発表されていた。
誰も刑事責任を問われていない。誰も実質的な処罰を受けていない。
MITは「独立調査」を実施し、報告書を公表し、謝罪した。しかし、構造的な問題――富と権力が学術的な誠実性を侵食できるシステム――は依然として存在している。
エプスタインは死んだ。しかし、その彼を象徴とする腐敗――金で沈黙を買い、金で影響力を買い、金で共犯者を買うシステム――は生き続けているといえるだろう。
そして、伊藤穣一が何をしたのかという問いへの答えは明確である。
彼は知っていた。彼は利益を得た。彼は隠蔽した。そして彼は、世界で最も尊敬される学術機関のひとつが、性犯罪者を正当化する手助けをすることを許したのだ。
これが、公開されたエプスタイン文書が暴いた真実である。
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