バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(33)の姉で、元フィギュアスケーターの浅田舞さん(35)が、有名経営者との“路チュー”を報じられ話題に。真央さんによる「愛に生きる大胆な人」という評のとおり、恋多き30代を謳歌しているようです。
そんな舞さんと真央さんにはかつて「不仲説」が。舞さんの過去のインタビューによれば、原因はいわゆる“毒親”。実母によるフィギュアスケートの厳しい指導、技量で劣る舞さんへのひどい仕打ちから姉妹は疎遠になっていったと言います。ただ、実母が亡くなった後は姉妹のわだかまりがとけたとも。
フィギュアスケートで挫折を味わい、今は自由奔放な愛に生きる姉の舞さんと、舞さんの後押しも受けてメダリストになった妹の真央さん。2人はどんな絆で結ばれているのでしょうか?真央さんが小学生の頃から浅田家を取材していたという、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが当時の様子を振り返ります。
姉・浅田舞の大胆すぎる“路チュー”が話題に
コンビニの灯りに照らされた浅田舞の大胆な“路チュー”が『週刊文春』に報じられていました。
最初この記事を見たときは、6月から始まる妹・浅田真央のアイスショー『Everlasting33』のプロモーションのひとつかと思ってしまいました。
真央ちゃん――私の中では何年経っても“ちゃん”呼びが染み付いています――は33歳、舞は36歳になる年ですし独身生活を謳歌しているわけですから、逆にカレシがいないほうが不思議と言えるでしょう。
御相手は13歳上の起業家・源馬大輔さんで、詳しい馴れ初めはわかりませんが、舞が以前から好んで着ていたブランド『sacai』のクリエイティブディレクターを務める方なんだとか。
私が浅田舞・浅田真央の名前を見た時、必ずそこに一緒に見えるのは、13年前に亡くなった実母の元気一杯な姿です。
真央を支えた舞、スケート姉妹が味わった“母の恐怖”
この実母が身を粉にして育て、誰よりも自分をわかってくれる姉・舞が支え、浅田真央という天才スケーターがこの世に誕生したのは間違いない事実です。
真央ちゃんが幼少期、太りやすい体質なのを見越して徹底した食事を管理していたのが実母でした。
伸び盛りの小・中学校時代に、決して甘えを許さなかった実母の食に対する管理が世界選手権を何度も優勝させ、オリンピックシルバーメダリストを作ったのです。
私は真央ちゃんが小学生の頃から取材を続けてきたわけですが、当時中学生だった真央ちゃんに、実母の厳しさを見るに見かねたトレーナーのような存在のスタッフが、実母が席を外している隙にチョコレートを1欠片食べさせたことをとても印象強く憶えています。
このスタッフは「もしバンクーバー五輪で真央ちゃんがメダルを獲れなかったら、それは私のあげたチョコレートが原因になるかもしれない…」と心細い声で話してくれました。
たった1欠片のチョコレートでも、実母は簡単に許さなかったわけです。
このスタッフからはこんな話も聞きました。
真央ちゃんがマッサージを受けている時、側で見守っている実母が延々と、競技を終えて得点が出るのを待つ“Kiss&Cry”での真央ちゃんの座り方に対し説教をし続けていた、と。
座った真央ちゃんの両足の膝が離れて…いわゆる“股を開いた”状態だったのを「恥ずかしいでしょ…」と怒っていたというわけです。
「リラックスした状態で施術しなければいけないのに、実母が声を荒げる度に、真央ちゃんの身体が硬直していくのがわかるんですよ…」とも話してくれました。
『週刊文春』に掲載された浅田舞のコンビニ前の“路チュー”を、もし実母が存命だったら…ふとそんなことを考えてしまいました。
「愛に生きる大胆な人」という言葉の重み
舞に関しては、10年位前になるでしょうか、バンドのメンバーとの交際も取材しました。
目をつぶると東京・大田区蒲田の、冷たい冬の夜の光景が鮮やかに蘇ってきます。
交際相手とされた人物の実家を訪ね、2人の交際の進捗状況を聞き出す取材です。
取材に応じてくれて、うまく話を引き出し、もし“結婚”なんて言葉が親族から出れば…十分にスクープ記事として成立するな…なんて考えたのがいけなかったのでしょうか、何度実家を訪ねても全くと言っていいほど反応が無かったのです。
早朝から夕方まで、夕方から夜中まで張り込み、時折インターフォンも押してみるのですが全くなしのつぶてでした。
ある日の夜は、家の中にほんのり灯りが漏れて見えるのに、私のピンポンにも呼び掛ける声にも、家人は全く反応してくれませんでした。
結局、私のスクープ記事は妄想だけで終わってしまいました。
真央ちゃんは姉のことを“愛に生きる大胆な人”と言っています。
私の取材したバンドメンバー以降も、舞の恋愛話は途切れたことがありません。
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実母はそれをどうみているのでしょうね…できることなら聞いてみたいものです。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by: 浅田舞(@asadamai717) Instagram