女子中学生が自殺未遂にまで追い込まれても「逃げ」を狙った東京・大田区名門公立中学校“いじめ問題封殺事件”の酷すぎる全貌

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全国各地で報告が相次ぐ、重大事態いじめをめぐる学校や教育委員会の不適切な対応事例。その問題は東京都内でも例外ではありませんでした。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、大田区の「名門」とされる公立中で起きた「いじめ問題封殺事件」を取り上げ、教員や区側の不誠実にすぎる対応を厳しく批判。その上で、調査体制や情報開示のあり方に潜む課題について考察しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題::東京大田区いじめ問題封殺事件

東京大田区いじめ問題封殺事件

教育委員会全体でその中に外部委員を入れたかたちで調査委員会を組んでいるので、本調査委員会は「第三者委員会」ではございません。

これは、東京都大田区立の中学校で発生した重大事態いじめの被害保護者が、第三者性、中立公平性を欠いている第三者委員会の調査が強引に進められ、終了したという報せを受けた際に、受けた回答だ。

え?第三者委員会ではなかったの…。

ちなみに、この第三者委員会に解散要望を出した私は、今や敵視されている。

まあ、第三者委員会ではなかったんだから、ずいぶん的外れなことをしたかなと思いはするが(嫌味)。

どんないじめだったか?

さて、重大事態いじめは、大田区内では名門と言われる公立中学校で起きた。

まずは入学当初、いわゆるいじめのリーダー格になる女子生徒が、格好いい憧れの先輩ら(男子生徒)と気軽に話をする、見た目の良い同級生の女子生徒に目を付けたのが始まりだ。

「なんでタメ口なんだよ。調子乗ってない?」

これが当初に始まったわけだ。

実際のところ、被害女子生徒は、小学校から家族ぐるみで仲良くしている兄の友人らといつも通りに校内で会話を交わしていただけであったのだが、被害生徒の容姿が優れているということも一方的な嫉妬に火をつけることになった。さらに、加害生徒と被害生徒が同じ部活に所属したことで、攻撃は陰湿に過激になっていく。

当初は単なる一方的な嫉妬であり、先輩らもいる中であったから、露骨に嫌がらせをすれば、角が立ったのであろう。陰湿な陰口や根も葉もない噂話をして被害生徒の名誉を傷つけ、仲間外れをそれとなくやるという、嫌がらせが続いた。

そうした中でも、いわゆる聡明な被害女子生徒は、友人を作り、勉学に励み、こうした苦難を何とか乗り越えようとしていたが、担任や校長らは相談をしても「受け止め方次第だ」と言って取り合わなかった。

加害行為はより酷くなっていき、一度は教員が仲裁に入り、強い指導を加害側にしたのだが、この教員が人事異動で他校への配属となると、加害行為はより酷くなった。

特に同部活で嫉妬に燃えるリーダー格の女子生徒らは、被害女子生徒の友人や慕っている後輩らへの圧力を強めた。

部活で被害女子生徒を慕っている後輩を加害者らは部活の方向性を話したいと呼び出し、被害女子生徒と関わるなと迫ったりした。

いわゆる人間関係操作型のいじめであり、友人の引き剥がしなどを行い、被害者を孤立させるわけだ。

この手のいじめで深刻になるのは、孤立と不当な噂である。特に思春期のこどもはこども社会への帰属意識が強く、孤立させられることは深刻な心のダメージになる。この被害の期間(本件では中学1年生から3年生まで)が長いとより深刻な状況になる。

結果、被害女子生徒は自死の意思をもっての衝動的な行為におよび、これに気が付いた保護者が制止するという事件が起きた。また、適応障害の診断を受け、その症状にはフラッシュバックなどPTSD同様の症状も確認された。

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