【いじめ対談2】こんなタイプの親が、我が子のいじめに気づけない

2015.12.03
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by kousei_saho
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前回、メルマガ『ギリギリ探偵白書』の著者でこれまで5,000件ものいじめ相談を受けた探偵・阿部泰尚さんと、『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』の著者・谷原誠さんに、凄惨ないじめの現場とその法律的解釈などについて語っていただいた、まぐまぐ特別対談。今回お2人は、我が子のいじめに気づくために親がすべきこと、いじめと少年法などについてお話してくださいました。

なぜ親は子のいじめに気が付かないのか

阿部:国立教育政策所というところが取っている統計なんですけど、小学校4年生から中学校3年生までで、いじめられたとか、いじめたという経験がない子どものパーセンテージが、確か13%だったと覚えているんですよ。

谷原:ということは、87%が何らかの形でいじめているか、いじめられているかってことですか。ただ、いじめに関与した子が親に言うことって、実際には少ないですよね。

阿部:少ないですね。

谷原:それに関する統計もありますよね。

阿部:はい、あれは僕らがユースガーディアンでとったものだったと思うんですけど……20%ぐらいだった気がしますね。

谷原:いじめられた子が、いじめられたことを親に相談する報告する確率が20%。ということは、80%の子供たちは、いじめられたとしても親に言わないということですよね。これは子を持つ親としては、衝撃的な結果だと思うんですけど、なぜ子どもたちは親に対していじめられたことを相談しないのでしょうか。

阿部:そうですね、これは世間的に言っちゃうと、信頼関係がどうこうとか、コミュニケーションがどうだとかという話なんですけども……。どっちかと言うと、いじめられている子供たちが、心の中で葛藤しているんですね。友達に迷惑かけたくないし、親にも迷惑かけたくないし、心配もかけたくない。そのいっぽうで、自分で解決したい、復讐したいという気持ちもあるし、悔しいという気持ちもあるわけです。それと、もしかしたら自分が悪いかもしれないと。ちょっと我慢したら、いじめのターゲットじゃなくなるかもしれないという期待感もあったりして。そうすると、徹底的に隠すって子が多くなるんですね。

谷原:なるほど。

阿部:いっぽうで、いじめをしている子たちのほうには変化がほとんどないので、周りが気付くのは大変ですし、やってる側にはいじめをしているという意識が少ないですし。で、いじめを意識している場合は、めちゃくちゃ隠すんですよ。やられている子も周りに迷惑かけたくなくて隠すし、やってる方は気付いていない、あるいは気付いた上でその事実の言い訳ができるように、いろんな工作をして隠している。結局、双方の当事者たちがものすごく隠しちゃうので、保護者が気付いたり、相談を受けたりというところまでなかなか至らないのが実体じゃないかなと。

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