日本人が幸福の国・ブータンから学ぶべき「長生きしない生き方」

 

さてブータンは山脈と河川が織りなす美しい国です。仏教の国ですから基本的に野菜米(赤米もたべる)、そして意外にもは食べます。
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キノコ、特にブータン松茸は有名ですが、ブータン人食べません。お土産屋やスーパーに乾燥松茸が置いてありましたが良品はまれでした。椎茸やマッシュルームが食事で出てきましたが一度だけです。
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さてブータンのアンチエイジングは、こころ
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平均寿命60~65歳、長生きを望まないのです。

仏教徒ですから来世を信じていて、年寄りの姿で家族に迷惑をかけるよりは旅立ち願っています。

光老化(紫外線による皮膚の深い皺)で見た目年齢は高くみえますが、彼らは愚痴を言わず、祈り、暮らします。介護施設は必要ないし、加齢に伴う身体の諸症状は病気ではないので、日本みたいに診察券を何枚も持つと言う事には決してなりません。

ブータンの医療費は無料。出産でもなんでもまずは病院へ。一通り西洋医学の治療を受けて改善しなければ伝統医療に移行します。

治療の柱は、食事運動こころ

こころ、重要ですね。

幸福度指数とか自殺率から比較したら、日本の現状はブータン人にはよく解らないでしょうね。

ブータンの人達の笑顔は眩いばかり。機能性食事とやらにすがるアンチエイジングを推奨する前に、皆さんへの生き方提案かと、こころ代わりしてしまいそうなアンチエイジング旅でした。

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『メグ先生の森の診療所』第102号より一部抜粋

【第102号の目次】
●野菜総合科:キノコ
●小児食育科:キノコ料理を食べてもらう、の巻
●アンチエイジング科:ブータンでアンチエイジング
●教えてメグ先生

著者/宮田恵
岩手県出身、岩手医科大学卒業、放射線科専門医、社会を幸せにする医師としての実績を日々模索し続けている。医師、野菜ソムリエ両者の視点から綴られるメルマガは読めばすぐに役立つ内容で人気を集めている。まぐまぐ大賞2014ライフ部門入賞。
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