ホリエモン炎上発言の背景にある、本当のプロフェッショナルとは?

 

実践から学ぶべきもの

ホリエモンの真意とは、要するに寿司職人の目的が何年もかけて修行する事では無く、いかに今目の前にいるお客さんに美味い寿司を提供する事ができるのか、そこに早く到達する事が重要だろう、という事を伝えたかったんだと思うんですね。その目的を履きちがえ、何年も修行をしたから箔が付くような風潮を斬ったのだと思います。

これについて、番組内にコメンテーターとして出演していた紀里谷和明さん(映画監督)の発言を引用してみます。

カメラマンや映画監督になる事に下積みは必要ないと思いますよ。よくあるのがまず専門学校を出て、弟子になって、スタジオマンで働いて…。

 

ただしそれに何の意味があるんだろうって僕は思います。だからカメラマンとしては、そんな事よりも「今すぐに写真を撮れ」と思います。

どうですか? これいい発言だと思いませんか? 私にはグサリと刺さりました。

要する一般的には、

▼写真家になる為にプロカメラマンのもとで修行する
▼寿司屋になる為に寿司屋の見習いになる

という流れに乗るわけですが、結果を出せる人に言わせれば、

▼修行なんてしてないで、今すぐ写真や映画を取れ
▼今すぐ人前で寿司を握れ

という事なんでしょう。

この感覚は、我々がビジネススキルを身に付ける時、物凄く役に立ちます。

例えば私の経験上、語学や速読などのスキルは勉強をしても、一向に身につきません。語学なら現地の人と膝を突き合わせて毎日話さないと身につきませんでしたし、速読も本に押しつぶされながら、毎日必要に迫られて初めて開花しました。

スキルを身に付ける際、インプットとアウトプットのバランスには絶対的な法則があるように感じます。それはとにかくアウトプットや実践に身を置く比率を150%くらいの勢いで突っ込んでいかないと、その技術は身につかないという法則。

じゃあインプットいつするのか? というと、更にその上で行うものです(だから一流の人達は、わき目も振らず、日々そうした勢いを何年も続け、プロでいられるわけです)。

この感覚が、何かを勉強している人のブレークスルーになると思います。

image by: Shutterstock

 

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