爆買いの本家・中国ビジネス最前線と、日本企業の今

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円安元高の現在、日本企業の苦闘はまだ続くようです。

しかし、この様な状況の中でも政策あれば対策有りですから、こういう時こそ日本人は知恵を磨いて交渉力を高めて欲しいものです。

大連市の肖盛峰市長は訪日し、各日本企業と懇談されたと報道がありました。この状況から見ると確かに今年は中日関係修復に前向きだなと思います。大連市が動き出す事で次は庄河市、普欄店なども動き出す気配が見えます。

この様に中日関係が少しづつ元に戻りつつはあるのですが、まだ60%ぐらいまで来たかなぐらいでスッキリはしていません。

今月13日から21日の9日間、市内中心部近くのオリンピック広場では、「大連市中日経済合作交流協会」が実施する「日本商品大連地区巡回展」が開かれます。

日本からは約50社が大連入りし、日本の商品を販売します。日本企業にとっては大きなチャンスかも知れません。

それは、2016年に開業を予定している「江戸小城」。日本風の建築で日本の商品を扱う商業施設です。約4000平方メートルの中に、「日本商品店舗街」「日本料理飲食街」「日本商品スーパー」「日本経済文化大連商務会館」から構成されそうです。もうすでにこの時点で出店予約が入っているとの事。

これらを企画立案しているのは、「大連市中日経済合作交流協会」の徐 朝法会長です。

大連市は、日本人にとって本当に暮らしやすい所です。

しかし、上の政策を無下に曲げることは出来ません。

いついかなる時、どの様なことが起きようものなら全てが泡と化してしまいます。

はっきりとした中央の態度が見えない限りは、全力投球はせず、肩慣らし程度にしておいて、いつでも100%が出せる状態を保持継続して置くのがよいかなと考えます。

『中国大連ビジネスリポート』
中国大連在住15年目の私が大連市における日系企業の現況、進出企業へのアドバイス、現在から今後起こりうる法務一般、人材育成及び派遣、教育(日本人駐在社員、中国人社員)等について基本的な内容をお届けします。
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