完璧な「良い親」になろうとすれば、かえって子供が苦しむことになる

 

自分の不完全さを認めること
 「パパ、お仕事を片付けるのが遅くて、約束の時間に帰れなくなっちゃった」
 「ママ、やることがいっぱいで忙しくなると、ケイタの話をしっかり聞かなくなっちゃうね」
子どもや他人に迷惑をかけたことを謝ること
 「ごめんね。ユイは今日の映画、楽しみにしていたのにね」
 「ごめんなさい。話をちゃんと聞いてもらえないと、イヤな気分になっちゃうよね」
自分の起こした事態の収拾をつけること
 「来週の月曜日、お休みを取ることにしたよ。今度は絶対に映画を観に行けるように朝から1日お休みにしたんだ」
 「お洗濯だけ済ませちゃうからもう少し待ってて。その後、ゆっくりお話を聞かせてね。ママ、お買い物行くのはやめにするから、時間はいっぱいあるよ」

この3つを、心掛けましょう。誠実にその後の対応をしていれば、どんなミス・失態があっても大丈夫です。

「完全であることが大事」と教えられると、子どもは苦しくなります(決して完全にはなれませんから…)。むしろ逆に、こうした「ダメ親」のもとで「誰でも完全ではない」「完全でなくても良い」「ただし、自分のもたらした結果には責任を取る」ということを学べるとしたら、素晴らしい教育を親から得られたことになります。

もちろん、親としてよりスキルを高める(≒より良い親になろうとする)努力は、とても有意義なことです。ただ今日は、「より良い親であろうとするよりも、今のままで良いから、誠実にふるまうことの方が大切」ということをお伝えできれば、と思いました。

誠実であり続けることが簡単でない時もあるかも知れません。今日の内容を頭の片隅において、少しでも励みにしていただけたら、私もうれしいです!

image by: Shutterstock

 

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