「責任転嫁」をやめてみない?失敗を繰り返さないための思考術

 

とはいっても、「やっぱりちゃんと指示しなかったほうに責任があるんじゃないですか?」なんて反論したくなる人もいるかも知れません。しかし、問題はそういうことではなく、この営業マンが、「自分には非がない」ということしか考えておらず、「問題を起こした責任は自分にもあるということを全く理解できていないことが問題なのです。

要するに、想定されることに対しての段取りや確認、準備が不足していて、得てして不測の事態を呼ぶことになるということが、わからないでいるのです。したがって、不測の事態が起きても自分には非がなく、責任は他にあることを主張するのです。

自分には非が無く責任は他にあることを主張する前に、「なぜ前もってそのことに気がつかなかったのか?」「このような問題が起きるということは予め予想できるはず。なのになぜ自分は反応できなかったのか?」と、自分の準備不足確認不足意識不足行動不足に目を向けるべきなのです。

  • 上司が指示をしないから動けない
  • 出した広告がイマイチだからお客さんが来ない
  • 人通りが悪いからお客さんが来ない
  • 社長がトップ営業をかけてくれないから売れない

などといっているうちは、全てにおいて、まだまだ不足だらけです。失敗や問題予期せぬ事態が起きたとき、まずは自分(自社)にも非があると認めることから始めてみましょう。

■今日のまとめ

『問題に対して、まずは非を認める』

  • 起こった問題や失敗に対しての責任を他に転嫁しない体質を社内で作るためには必要なこととは? ノートに書き出す。
  • さらに書き出したことを社内で徹底するためにできる工夫を書き足す。
  • 書き出したことを実践する。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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