私はよく、セミナーの2次会とかで、受講生のお名前を呼ぶことがあるんですけど、これって初めての人はビックリするみたいです。なんで私の名前を知ってるというか、覚えているワケ? って感じでね。これはその人がその前にどこかで私の印象に残る振る舞いをしたんですよ。
もしかしたらそれは、セミナー中の受講態度であったり、ハッとするような質問だったり、予期せぬ成果報告だったりするんですけど、見逃されがちなのがこの年賀状なんです。年に何枚か、
● ほほー、この年賀状はスゴいねぇ
と家人と感心するヤツがあるんです。そういう人の名前は自然に覚えますから、その方がセミナーに来られて、座席表を書いてもらったら、
● あ、この名前はあの年賀状の人だな
って、すんなり顔と名前がインストールされるわけです。
ビジネスって自分の顔と名前を売るという側面もあるんですから。そのために何をしたら良いのかを考えている人と、そうでない漫然と生きている人とでは長い目で見たら人生が変わって来るのは当たり前ですよね。
しかも年賀状なんて、タダじゃないんですから。コストが掛かっているんですよ。その元を取ろうとしないのは損だと思うんですよね。
惰性で流されて生きているから、年賀状もそうなっちゃうんですよ。
私が毎年作る年賀状も、そこを意識して、どうやったら印象に残るのか、他の人が書かない気の利いた文言はないのかを、時間を掛けて考えているんですよ。だいたい会社(法人)が送って来る年賀状ってつまらないのが多いでしょ。あれだったら送らない方が良いと思うんですよ。私はそうしたくないなと毎年考えているのです。
ですから毎年受け取っている人からは、
● この年賀状が楽しみです
とか、
● 毎年デザインが凝っていてステキですね
って言われるんです。どうせ送るのなら、そこを目指さないと。