注意するとき「舌打ち」をすれば、かえって逆効果になる

 

4つ目は、「コーピングマントラ」という手法です。この手法は、

「大丈夫! 何とかなるさ」
「こんなことぐらいで負けないぞ」
「怒っても何の得にもならない」

などというように、心の中で唱えます。怒りの感情が湧きあがってきた時に、気持ちを落ち着かせる言葉を、予め決めておくのもいいのかもしれませんね。

怒りがこみ上げてきた時の抑え方の最後の手法は、「タイムアウト」が挙げられます。

この手法は、何らかの理由をつけてその場から離れて、意識的にを取ることです。例えば、子どもに注意しようとして、怒りが湧いてきた時に、「ちょっとトイレに行ってくるね」などと言って、その場から一旦離れます

また、会議の時に、議論が白熱して感情的になってきた時には、議長などが「申し訳ありませんが、これ以上は冷静に議論することができません。タイムアウト(時間)を取らせてください。○時間後にまた議論を再開しましょう」などというように、一時的に時間を空けることです。そして、その日の内に議論を再開させることが必要と言われています。

聴講した研修の中で学んだ「相手を注意する時の5つの留意点」「怒りがこみ上げてきた時の5つの押さえ方」について考察してきました。親御さんが子どもたちに、上司が部下に注意、指摘をする場面などにおいて、怒りの感情が湧きあがってきた時に、何らかの参考、ヒントになれば幸いに思います。

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

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