MBAがネットライフ調査から読み解く「リーバイス視点」の必要性

 

今時のネットライフ~動画ライブ配信

次に、面白いのは、ネットライブでも特に動画、ライブ動画の楽しみ方の変化だ。カテゴリーとして、1番人気があるのは、ニュースやスポーツを抑えて、「エンタメ」とのこと。特に、YouTuberがアップするライブ動画だとのことだ。

しかも、男性は7割超が、このYouTuberのライブ動画を見たことがある、というデータも出ているそうだ。ここ最近は、ブイチューバーと呼ばれる、バーチャルのボーカロイドのような、3次元の架空キャラが運営するチャンネルが非常に人気があるということだ。

動画サービスについては、AbemaTVも出てきたし、ニコニコ動画も健在なので、また新しい展開が起こりそうだ。

今時のネットライフ~AIスピーカーの今後

AIスピーカーの調査も興味深い。約1年前から日本市場で販売されているが、「持っている」との回答が5.6%しかないとのことだ。そのうち7割が男性ということである。内訳は、Googleが4割、アマゾンが4割と拮抗している。

やはり、AIスピーカーが日常生活に欠かせない、というところまで来ていないのが、爆発的な普及に至っていない要因だろう。これからは、コンテンツの充実が最大の必要ごとになるだろう。

ユーザーが欲しいのは、AIスピーカーそのものではなく、AIスピーカーがある、便利な生活なのだ。その意味において、ユーザーがAIスピーカーでできること、得られることを実現できるコンテンツ、ソフトウエアが必要だ。

今時のネットライフ~ユーザーの利用サービス

ユーザーの利用サービスに関しては、即日配送を評価しているというのが、面白いデータだった。 リアル店舗にとって、最も大きな独自性である、「すぐに買える」「その場で入手できる」という点が、ネットでもできてしまうということになる。これはリアル店舗にとって大きな脅威になる。

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