いじめる側5つの特徴でわかる「いじめさせない」ためにすべきこと

 

3.加害者の子ども像

いじめを行う子どもは、欲求不満や劣等感を持つ他に、幾つか特徴があります。

  • 多数派に安易に同調するなど責任ある行動を取れない
  • 不満耐性が弱く、欲求不満をコントロールする能力が小さい
  • 集団の中で自己顕示欲が強い
  • 自己中心的行動をとり、他者へ迷惑をかけてても無関心の傾向が高い
  • 相手の気持ちや立場を思いやれない これらは、人権意識が未熟であると言えます。

家庭教育アドバイス……「いじめさせないために」

いじめをさせないためには、その子どもの「人権意識を育てる」ことです。いじめは、先述した通り「加害者の存在感や自尊感情を満足させるため」「欲求不満のはけ口を得るため」の「代償行動」です。また、「他者を思いやる」という人権意識の低さによる行為です。

ですから、根本的解決法は、いじめを行う子どもの存在感や自尊感情を満足させること、そして、子どもたち同士がお互いに人権を尊重し合う心を育てる指導が必要です。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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