3.加害者の子ども像
いじめを行う子どもは、欲求不満や劣等感を持つ他に、幾つか特徴があります。
- 多数派に安易に同調するなど責任ある行動を取れない
- 不満耐性が弱く、欲求不満をコントロールする能力が小さい
- 集団の中で自己顕示欲が強い
- 自己中心的行動をとり、他者へ迷惑をかけてても無関心の傾向が高い
- 相手の気持ちや立場を思いやれない これらは、人権意識が未熟であると言えます。
家庭教育アドバイス……「いじめさせないために」
いじめをさせないためには、その子どもの「人権意識を育てる」ことです。いじめは、先述した通り「加害者の存在感や自尊感情を満足させるため」「欲求不満のはけ口を得るため」の「代償行動」です。また、「他者を思いやる」という人権意識の低さによる行為です。
ですから、根本的解決法は、いじめを行う子どもの存在感や自尊感情を満足させること、そして、子どもたち同士がお互いに人権を尊重し合う心を育てる指導が必要です。
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