JOC竹田恒和会長の「ダメ会見」で露呈した、危機管理能力の欠如

2019.01.17
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2020年開催の東京オリンピック開催に水を差すかのような「黒い疑惑」が再び注目を集めています。東京五輪の招致をめぐる贈賄疑惑で、フランス司法当局から捜査対象となった竹田恒和JOC会長が15日、都内で会見を行いました。しかし、メディアからの質問を一切受け付けず、一方的に7分で会見を終えたことに批判の声が多く挙がっています。「謝罪のプロ」として知られる増沢隆太さんは、まぐまぐの新サービス「mine」で、竹田会長の会見の問題点を指摘。一体、この会見の何が「ダメ」だったのでしょうか?

ダメ会見で危機管理能力の欠如を露呈したJOCと竹田会長

東京オリンピック招致をめぐる贈賄疑惑でフランス司法当局から捜査対象となった竹田恒和JOC会長は、記者会見を開いて事態の説明を行いました。

しかしたった7分間の、一方的な事情説明だけで質疑応答もないお粗末な内容に、記者からは大批判を浴びています。真相については知る由もありませんが、昨年来続くスポーツ界の「危機管理広報」センスの欠如を学ぶことなく、なぜJOCまでもがやらかすのでしょう。

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1.ベッキー事件とまるで同じ轍を踏んだ失敗

竹田会長の「記者会見」と称する一方的声明文発表をノーカットで見ましたが、まず危機対応とはなり得ない失敗会見に終始しました。昨年続発したスポーツ界のハラスメントと、その対応をめぐるミスの連発で、スポーツ界でのコンプライアンス意識の低さが印象付けられてしまいました。JOCの会長への疑惑はゴーン事件への報復だなど、いろいろな意見はあるものの、危機に際して組織を防衛するのは幹部にとって最大の責務です。

しかしながら竹田会長の「会見」は約7分間、自身の声明文を読み上げるだけで、一切質疑応答はせず、記者からの追加質問を振り切って席を立った後は、JOC広報担当の方が代わって記者対応をするという、大批判を浴びた日本大学本部の会見進行に負けないダメ対応のオンパレードでした。オリンピックということで、会見には国内マスコミだけでなく、海外の報道機関も多数集まり、竹田会長離席後の質問では外国人ジャーナリストの質問も多数見られました。組織としてのJOCの失態は海外にも伝わったようです。

AP通信は会見について配信し、ワシントンポストやUSAトゥデーといった有力米国紙でも「(竹田氏は)7分間文章を読み、質疑を受けなかった」と報道されました。恐らくの目論見である疑惑払しょくは全く果たせなかったどころか、むしろ逃げに終始したことによる批判や炎上を煽った最悪の結果だったと思います。

そうです。ゲス不倫事件で大炎上したベッキーさんの第一回目の会見と全く同じ失敗会見だったのです。

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