ダメだと不平を言うよりも、進んですべき使えぬ新入社員の教育法

 

コミュニケーション能力を高める

この幹部の方に、次のようなアドバイスをしました。

「まずは簡単な日報を書いてもらうことです」

日報ということですから、毎日書いてもらいます。それも、手で書いてもらうのが良いです。仮にパソコンで入力できたとしても、手書きの日報にします。パソコンの漢字検索機能が使えないので、正確な漢字を考える練習にもなるからです。

ただし、最初から高いレベルを要求してはいけません。書きなれていないので、簡単な内容から始めます。例えば、本日行ったこととか、本日気が付いたこと、といったことで十分です。それも、長く書く必要はありません。3行くらいでOKとします。

提出された日報には、必ず上司のアドバイスをつけて本人に返すことです。誤字脱字のチェックや、意味の通りにくい箇所の修正もしてあげましょう。これが、コミュニケーションの苦手な社員への対策の第一歩です。

日報を書くのに慣れてきたら、次はブログの投稿をしてもらいましょう。会社のパソコンで記事を書くことになりますので、キーボード入力が身についていきます。とはいえ、すぐに投稿させてはいけません。上司の方が記事をチェックする必要があります。記事の内容は、お客様との会話に使えそうなことを書くように意識してもらうといいです。最初のうちは、週に1回くらいのペースでも良いと思います。慣れてきたら、回数を増やしていきましょう。

このように、日報やブログを続けることを上司がしつこく指導することです。きっと、その社員の営業力やコミュニケーション能力が上がっていきます。

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