「あいつ使えない」という時代は終了。使える新人を育てる法則

 

新米 「メンタルフォローやホウレンソウなどのコミュニケーションも大事ですよね」

T社社長 「そうだな、確かにコミュニケーション能力の低い若者が多くなっている気がするね。メンタル的にも弱いし…」

深田GL 「新人さんとのやりとりは、まず『この仕事やって』から始まりますよね。そこがうまくいかないと嫌になって辞めてしまう、続かないということになると思うんです。『TEAR』という指示受けの法則は、ご存知ですか?うちでも、今度から実践しようと思っているんです」

T社社長 「ティアー?聞いたことないね、何のことだい?」

深田GL 「T・E・A・Rの頭文字を取って、ティアーと呼ばれています」

T社社長 「そうなんだ、詳しく知りたいね」

深田GL 「まず、Tですが、Take memo:メモを取る上司相手から指示された内容をメモすることです」

T社社長 「そうだな。人の話を聴くときにメモも持たずに来る人がいるもんな。あれは驚きだよ」

深田GL 「Eは、Expect:期待水準を確認する上司相手がどの程度の仕事を期待しているのか確認するということです」

T社社長 「この仕事の最終形はどういうものかもわからず仕事している人がたしかにいるね。簡単な例で言うと、郵便物をポストインして終わりでなく、『いつの便で投函しました』という報告までして初めて仕事が終わりだってことも知らん奴がいる!」

深田GL 「報告の意味は相手を安心させることだってことをわかっていない人もいますね」

T社社長「そうかもな、こっちは完了したことをいつ報告してくれるかずっと待ってるんだけどね」

新米 「そういうもんなのですね。報告=安心させるっていうのが定義。ボクも報告を忘れないようにします」

深田GL 「Aは、Ask:質問する自分が理解した内容で合っているか上司相手に質問する

T社社長 「この仕事の納期はいつか?資料をつくってくれと言ってもワードで作るのか、エクセルで作るのか?エクセルの表だとわかっていても、何を項目にして、縦軸は?横軸は何をもって来るのか?なんて、仕上がりのことを質問してくる若者はホントに少ないなぁ」

新米 「反省します…」

深田GL 「最後のRは、Reverse:復唱する自分の理解を整理しながら復唱する

T社社長 「復唱は、大事だねぇ~。復唱せん奴は、結局何もわかってないと思うわ!」

新米 「社長!だんだんと口調が荒くなってますねー(^^)」

T社社長「思い出すと腹が立つよ!また、仕事のできん奴の顔が浮かんできた」

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