(2)急成長するCBD市場
近年、注目のCBD関連ビジネスは、これだけで、今年2019年に5億9,100万ドル(1ドル=110円換算で約650億円)の市場規模が、わずか3年後の2022年には220億ドル(2兆4,200億円)へと爆発的に成長するとの調査結果が出ているが、調査レポートによっては、320億ドルとも言われており、その可能性は計りしれないものとなっている。 また、調査会社CBインサイトによると、今後、CBDは少なくとも23の業種に影響を及ぼしていくと伝えている。
ご参考: ● Cannabis For … Everything? 23 Industries Seizing The $32B Market Opportunity
薬品や健康グッズ、飲食関連はブログでも伝えているとおりだが、他に、パッケージ産業、銀行、ブロックチェーン、Eコマース、広告、ファッション、プラスティック、エネルギー産業、紙、工場、ペット産業、CBD関連のツアーなどなど。
例えば、パッケージ産業はCBDやヘンプ入りの食品を子どもが口にしないようなものにする必要があったり、麻素材は環境に優しいとか、軽量であるなどからファッション業界やスポーツ用品、工事現場で使用する素材として再注目されているという。 興味深いところでは、CBD関連の産業が急成長していることで地方銀行への預金額や口座開設の増加につながっており、銀行の新たな大口顧客として注目されている。 もう少しそれぞれの産業での影響や商品開発の需要について知りたいという方がいれば、他の事例も交えて解説しようと思うので、ご意見いただければと思う。
マリファナの悪影響への懸念が強すぎて、数年前に大麻農場への投資の話題が出た際は賛否両論あったが、たったの数年で大きな変化が出ているので、今後も注目の分野だろう。
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