米ニューヨークを訪問中の小泉進次郎環境相は22日、環境関連の複数の国際会合に出席し、閣僚として初の「外交デビュー」を果たしましたが、温暖化問題のイベント後に会見し、気候変動問題について「セクシーであるべきだ」と語り物議を醸しています。この会見内容について、ネット上では「単なるポエムだ」「具体策を何も示していない」と批判の声が殺到しているようです。
ニューヨークを訪れている小泉環境大臣は日本政府を代表して国連の温暖化対策サミットに出席しました。各国が再生可能エネルギーの大幅な導入などを打ち出す一方、今回、日本は具体的な新しい取り組みを示すことはありませんでした。 https://t.co/46dMsQNweJ
— NHK国際部 (@nhk_kokusai) September 24, 2019
「気候変動問題はセクシーに」小泉大臣が国連で演説 https://t.co/hVcy0aV3yT
— テレ朝news (@tv_asahi_news) September 23, 2019
テレビ朝日によると、小泉大臣は会見で「気候変動のような大きな問題は楽しく、かっこ良く、セクシーであるべきだ」と発言。これを英国のロイター通信が「日本の新しい環境大臣が『気候変動との戦いをセクシーに』と発言した」と大きく報じたのです。
Make climate fight ‘sexy,’ says Japan’s new environment minister https://t.co/DO3a6G1Rxq pic.twitter.com/J8c0aWRs3m
— Reuters Top News (@Reuters) September 22, 2019
またロイター通信は、日本が23日の気候行動サミットで発言しないことや火力発電を増やしていることを指摘し、日本政府の地球温暖化問題への取り組みに懐疑的な見方を示しています。セクシー発言を含め、具体的な対策を何も表明しなかった小泉大臣に対して、ネット上では批判の声が殺到。Twitter上に投稿された、小泉セクシー進次郎大臣への「ご意見」をまとめてみました。
Twitterの反応
言わずもがなだとは思うのですが、論点は、「セクシー」と言う言葉遣いが英語として正しいかどうかではなく、「具体策を全くいわずに『セクシー』とだけ言った」つまり「具体策がない」ことです。本当に言わずもがですが…。日本の報道、完全にどうかしていると思います。https://t.co/rRzsLcmDch
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 23, 2019
ニューヨーク、国連本部内会合にて
Q.環境省は半年から1年かけて、化石燃料脱却へどのように取り組むのか?
小泉進次郎氏
「減らす」Q.どうやって?
小泉進次郎氏
「…………。」「環境省にとどまらず、政府として減らそうと話し合っている」うわぁ…😩
で、この後に「セクシー」発言か。 pic.twitter.com/n0jiqhQuMS— 但馬問屋 (@wanpakuten) September 23, 2019
小泉進次郎大臣の発言は、引用したsexyが正しいか云々の議論より、①英語が全体的に現地メディアへ齟齬なく伝わってない②発言自体の中身が薄いという根本の問題。会見等フォーマルは通訳入れるべきだし、どのように火力発電を減らすかの現地記者質問に、大臣なったばかりだから、との回答はちょっと。
— 丸山 穂高 (@maruyamahodaka) September 23, 2019
テレビは小泉進次郎がニューヨークでステーキを食べに行ったことは報道するのに「気候変動問題はセクシー」発言で世界からバッシング受けてるのに報道しませんね。どちらがニュースだと思います?
やっぱ。ステーキの方が大切なんだ。安倍政権べったりのテレビなら電波停止になってもいいんじゃない。— 俵 才記 (@nogutiya) September 23, 2019
グレタ・トゥンべリさん「人々は日常生活がもたらす結果の全体像に全く気づいていません」
小泉進次郎大臣「気候変動のような大きな問題は楽しく、格好良くセクシーであるべきだ」
温暖化対策を訴える16歳の少女と、我が国の環境大臣の差が酷過ぎて泣けてくる。
お願いだから海外に恥を晒さないで。 pic.twitter.com/f0342d6eNE
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) September 23, 2019
進次郎が「気候変動問題はセクシー」とかバカ言ってんだけど、その内「憲法改正問題はスイーツ」とか言い出すんじゃね?恐ろしいのは、おばさん連中がこいつを氷川きよしを応援するノリで支持していることでさ、国の命運を決める重大な案件がタレント的な人気と熱狂の内に決まってしまうことなんだよ。
— ゆきのちゃん (@t2PrW6hArJWQR5S) September 23, 2019
記者に「日本は火発増えてるけど、どうするの?」と聞かれて、進次郎さんが「減らす」と答えて、「どうやって?」とつっこまれて、何も答えられず、そんな深刻な話やめてファンでクールでセクシーにしようぜ笑笑、と言ったら、ドン引きされて、英誌にめちゃくちゃディスられた、という流れ。 https://t.co/QltpSSVLUO
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) September 23, 2019
小泉進次郎の「セクシー」発言をロイターが世界に発信。「国辱」だ。しかし父親の純一郎はそれ以上の奇行・迷言を繰り返したが、なぜか圧倒的な支持率のもと米国の戦争に追従し、市場原理主義を推し進め日本経済を破壊した。今ならばまだ進次郎が二代目純一郎というモンスターに化けるのを阻止できる。 https://t.co/CDsbSHoDUi
— 花瑛塾広報局 (@kaeizyuku_PR) September 23, 2019
ロイターが小泉進次郎氏のセクシー発言を記事にして配信してしまったため、世界のメディアがセクシー発言について続々と拡散中。 pic.twitter.com/vulpujL59L
— 飯山陽 (@IiyamaAkari) September 23, 2019
小泉進次郎氏の地盤、横須賀に石炭火力発電を建設とは、セクシーでもクールでもないなー。 https://t.co/qtj0K0Zszp
— 白石草 (@hamemen) September 23, 2019
進次郎がなでSexyという表現を使ってはいけないか。自分は国連専門機関や外資系で働いてきたが、英語圏ではどんな揚げ足を取られ訴訟に持ち込まれるかわからないので性差別者という誤解される表現は避けるのがまともな人間奈良常識である。進次郎は留学で何を学んだのか
— めいろま (@May_Roma) September 23, 2019
安倍政権の思惑通り、内閣改造当日まで台風災害も報じず、小泉進次郎ネタで狂喜乱舞していたメディアと、その程度で内閣支持率を高めた有権者。海外メディアは今日一日で、小泉氏の「セクシー」発言を揶揄しつつ中身がないと書き、そんな人物を日本国民が首相に望んでいるとまで報じた。全球的な恥だ。
— 異邦人オクローシカ (@Narodovlastiye) September 23, 2019
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
image by: 小泉進次郎 公式Facebook