何をもって幸せと感じるかは、人それぞれ違うもの。とは言え「すぐに幸せになれる方法」があるのならば、知りたいものですよね。今回の無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』では著者の倉橋竜哉さんが、「科学が証明したすぐ幸せになれる方法」に関する記事を紹介。「得られる幸福度」が高くて「手に入れる時間や手間」が少なくて済むトピックは、まさに「目からウロコ!」ですよ。
すぐ手に入る幸せ
これを書いている時も割と幸せな倉橋竜哉です^^;
「科学が証明したすぐ幸せになれる16の方法」という記事を6年前にネットで見つけまして、URLをメモして、今でも時折その記事を見ることがあります。
世の中には、いろんなカタチの「幸せ」があります。
- 美味しいものを食べること
- 好きな趣味に没頭すること
- 好きな人と一緒の時間を過ごすこと
- 手やカラダを動かすこと
- 何かを作り出すこと
- 旅行に出かけること
- 寝ること
…etc.
「美味しいものを食べること」であれば、朝からそのことを考えておけば、昼か夜には、それが叶えられそうですし、「寝ること」であれば、とりあえず就寝時間が来れば叶えられます。どちらも「今日中に」なんとかなりそうです。
一方で「旅行に出かけること」であればまとまった日数が必要になりますし、「好きな人と一緒の時間を過ごすこと」は、家族でなければ、相手の都合も考えないといけません。どちらも「今日すぐに」というのは、難しいことが多いようです。
そこから得られる「幸福度」も、モノゴトによってずいぶん違います。「寝ること」は幸せだけど「好きな趣味に没頭」するほうがもっと幸せという人も多いでしょう。
そんな「それを手に入れる時間や手間」と、「そこから得られる幸福度」の関係をグラフにした記事がこちらであります。
● 科学が証明したすぐ幸せになれる16の方法(ハフィントンポスト日本版)
タテ軸が「そこから得られる幸福度」、ヨコ軸が「それを手に入れる時間や手間」として、16のトピックを評価しています。
例えば「得られる幸福度」が高いトピックは、以下のようなものがあります。
- 感謝の日記をつける
- ボランティアをする
- 人に親切にする
- 走る
一方で「手に入れる時間や手間」が少なくて済むトピックは、以下のようなものがあります。
- 微笑む
- 歩く
- 声を出して笑う
- お茶を飲む
この表を見る限り、「得られる幸福度」が高くて「手に入れる時間や手間」が少なくて済む、いわゆるコスパが一番いいトピックは、ズバリ「人に親切にする」のようですね。手軽にできて、しかも結構幸せになれますよ、と。
もちろん個人差があるので、自分ならどうかな…と、自分なりの表を作ってみるのも面白いかもしれないですね。
この表を見ていて思ったのが、何かの成功や達成だったり、経済的な裕福さ、家を建てること、高額なものを買うことなど「手に入れる時間や手間」がものすごくかかるものって、それに見合うぐらいの、ものすごい高い「得られる幸福度」があるのかというと、そうでもなさそうだな…という現実であります。
一時的な高揚感や達成感はあるかもしれませんが、その感覚はあまり長続きしないでしょうし、それまでに費やす時間と努力を考えると、それに見合っているとは言えなさそうです。
だからといって、コスパが悪いから、何か大きな目標にチャレンジするのはムダだ!というわけではなくて、それはそれで、長い目で見たら人生を豊かにする大いなる肥やしになりますので、チャレンジを否定するつもりはありません。
今回、何が言いたいのかというと、大きな目標にチャレンジすることが、小さな幸せを犠牲にする免罪符になっていないでしょうか。一生懸命頑張っているんだから、周りの人にしかめっ面でも構わない…みたいな。自分はやることがあるんだから、人に親切にしているヒマなんてない…みたいな。
もしそうなら、幸せになりたいと願って頑張っているのに逆効果になっているかもしれません。日々、小さな幸せに囲まれながら、大きな目標にチャレンジすることだってできるはずです。むしろそうすることで、頑張りすぎて息切れしたり心が折れたりせずに、息の長い、持続的な発展や成長ができるのではないでしょうか?
よかったらこちらの表を今一度見ていただいて、ないがしろにしている「幸せ」はないか、確認してみてはいかがでしょう?
★まず私からあなたにこの言葉をお届けします
「すぐ手に入る幸せはありますか?」
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