夏はペットも「日焼け」に注意。獣医師が教える3つの予防法とは

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夏の日差しは、薄くて繊細なペットの皮膚にとっては危険な存在です。大切な愛犬愛猫を「日焼け」から守るにはどうしたらいいのでしょうか。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤先生が、ペットを飼っている人なら知っておきたい「3つの予防法」を教えてくれます。

犬、猫もこの夏の時期は「日焼け」に要注意

これからの季節、日差しの強い日が続く時期です。この時期になると、気になるのは人間同様「日焼け」です。実は、犬も猫も皮膚に日焼けは起こります。

犬や猫の皮膚は人の皮膚より薄くて、とても繊細です。皮膚が炎症を起こし、場合によっては「皮膚がん」の原因にもなる可能性があります。また、お腹や目も地面から反射してくる紫外線を浴びています。浴び続けることでダメージは蓄積していきますので大変危険です。そこで、今回は「日焼け予防」についてお伝えしたいと思います。

日焼け予防(その1)「お散歩の時間」に注意

お散歩の時間はとても重要です。お勧めの時間は、日が出る前の早朝又は日が落ちる夕方の時間です。地面が熱くないかどうか、手で確かめてください。これも目安になります。

お散歩の時間を気をつけるだけでも、紫外線を浴びる量を減らすことができます。熱中症や肉球の火傷予防になります。

日焼け予防(その2)サマーカットはやめよう

この時期は、毛があると暑いからと「サマーカット」をする子が多いです。確かに、真夏に毛皮を着ているようなものなので涼しいことは確かです。

しかし、犬猫の毛には意味があり、断熱効果や、紫外線、虫から皮膚を守るという重要な役割があるのです。毛を短くすぎてしまうと、皮膚に太陽が当たることになるので、熱中症や日焼けのリスクが上がり、場合によっては皮膚に水膨れや火傷のようになるので、短く切りすぎないようにして下さい。

日焼け予防(その3)ひんやりする素材のお洋服

最後にもう1つ予防の秘策を。お洋服を着せてあげることで紫外線を防ぐことができます。ただし、暑いので綿の物やタンクトップなど、最近は着るとひんやりする素材のお洋服もあるので、そういったものを利用するのも良いと思います。

image by: Shutterstock.com

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