80カ国に達した中国包囲網。バイデン新政権が狙う反中統一戦線

 

「America is Back!」どころではないバイデン新政権

12月3日にCNNなどが報じた内容によると、バイデン新政権では国家安全保障会議の幹部レベルにアジア担当を置くという方針が伝わってきました。

アジア重視の姿勢と中国への警戒を示したものと思われますが、具体的にどのように中国と向き合い、北朝鮮の問題に取り組み、トランプ大統領が見放した韓国と向き合い、そして日本と付き合うのか。一刻も早く戦略を練っておかないと、中国にいろいろと暴れさせるスペースと時間を与え、取り返しのつかないことになるかもしれません。

そう、America is Back!どころではないのです。

バイデン新政権初期には、コロナへの対応や経済・雇用対策など、国内問題が山積しており、多くの外交的な成果は期待できないと見るのが筋かもしれませんが、「中国といかに付き合い、戦略的に対峙するのか」という今後の世界の趨勢を占うBig Questionに対しては政権が正式に発足する前に方針を固めておく必要があるでしょう。そこにもし、日本がしっかりとパートナーとして並走することができれば、来年からの日米関係のバランスにも変化が見られるかもしれません。

皆さんはどうお感じになるでしょうか?またご意見、ぜひお聞かせください。

国際情勢の裏側、即使えるプロの交渉術、Q&Aなど記事で紹介した以外の内容もたっぷりの島田久仁彦さんメルマガの無料お試し読みはコチラ

 

image by: mark reinstein / Shutterstock.com

島田久仁彦(国際交渉人)この著者の記事一覧

世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。

有料メルマガ好評配信中

    

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』 』

【著者】 島田久仁彦(国際交渉人) 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 金曜日(年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 80カ国に達した中国包囲網。バイデン新政権が狙う反中統一戦線
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け