1.昭和47年10月1日生まれの女性(今は48歳)
20歳に到達するのは平成4年9月30日なので、平成4年9月分から国民年金保険料を支払う義務が発生した。高校を卒業後は進学はせずアルバイトをしながら両親と兄妹で暮らしていた。
20歳になり国民年金保険料を支払う事になり、翌月末までに支払ってくださいという事だったが、そんな余裕はなく無視をし続けていた。その月の国民年金保険料は翌月末までが支払い期限。
滞納を続けていたので催告状が何度も来たが放っておいたため、平成7年3月までの31ヶ月間は未納(この女性の国民年金保険料は世帯主も支払い義務が連帯で生じるが、支払わなかったとします)。
督促状なんかも来てたりしたので、平成7年5月に市役所に相談だけでもしようとしてその時に国民年金保険料免除の存在を知る。
平成7年4月から平成10年6月までの39ヶ月間は国民年金全額免除(まだこの当時は過去の未納期間を遡って免除とはならなかった。免除申請月の前月以降が免除)。
平成10年7月から平成20年12月までの126ヶ月間は厚生年金に加入。この間の平均給与は約23万円とします。平成20年9月に起きたリーマンブラザーズ破綻による不況で年末に職を失い、平成21年1月以降は失業したが国民年金保険料を支払う必要があった。
なお、失業の場合は退職の特例による国民年金全額免除が使えたので、失業手当の受給資格者証を市役所にもって平成21年1月から22年6月までの18ヶ月間全額免除とした。一応、免除を利用する場合は基本的には毎年手続きする必要がある。
途中で自営業者の男性と婚姻し、この女性自らもパートをするようになったが、免除の手続きも面倒だったのでそのまま滞納にし続けた。平成22年7月から平成28年9月までの75ヶ月間は未納。