わが子が小学校に入った途端「頻尿」に…。親にできる対応は?

 

お母さんとしても心配だと思いますが、実は本人もすごく不安で疑心暗鬼になっていると思うのです。そして本当におしっこがしたいのかどうか分からなくて「トイレに行っておけば安心」だと頻繁にトイレに行くのですね。

私の場合、しばらくそれで悩んでいましたがトイレを気にしなくなったのは、体の仕組みを知ったことでした。おしっこは腎臓で作られて、膀胱に溜められる。その膀胱がおしっこでいっぱいになった時、おしっこがしたくなる…それが分かった時、自分が「おしっこしたい」と思う時って、本当に膀胱がいっぱいになっているのか確認するために、「気になったらおへその下を押してみる」ようにしたのです。そうすると「すごくおしっこがしたくなる」時と、「そんなにしたくない」時があることが分かって、「すごくおしっこがしたくなる」時には、トイレに行けばたくさん出るけど、「そんなにしたくない」時には、あんまり出ない、という事が分かりました。それが分かってからは、おへその下を押さえても「そんなにしたくない」時には「心配しなくても大丈夫」と思えるようになり、それからはいつも頭の中で渦巻いていた「おしっこしたくなったらどうしよう?」の声が聞こえなくなったんですね。

娘さんの場合「人の目を気にして、出来なかったらどうしよう、という不安が常にある性格」ともありましたし、「外出先で私が少しでも見えないとパニックを引き起こします」と書かれていたように、ちょっと不安になりやすいお子さんでもあると思いますが、多分、夜はおしっこの為に起きたり、お漏らしをする子ではないと思うのですね。だとしたらこんな風に言ってあげるのはどうでしょうね?

「おしっこがしたくなったらおへその下あたりを押してみて」

「ここにはおしっこを溜める風船みたいのがあって、ここを押してみてすごくおしっこがしたくならなければ大丈夫だからね。試してみよう」

それでも本人が心配するようでしたら「大丈夫だよ。だってあなたは夜眠ってから朝まで〇時間もおしっこしていないんだから」「それはその風船が沢山おしっこを溜める事ができるってことだからね」みたいな感じです。

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