「幸せって何?」子供からの質問に悩む親。育児のプロが導き出す答えとは

 

なので「幸せじゃない」と言った時、その理由が分かったら「その使い方はちょっと違うよ」と言って教えてあげるだけで良かったのではないかな?と思うのですがどうでしょう?

例えば「その使い方は違うよ」と言った後、「そうか~、そんな事があったんだね。何でも思い通りになる事ばかりじゃないし、イヤな事も起きる事は有るんだね」「それに、良いことばかりが起きる事が『幸せ』なのではないから、そんな時は“こんな事があったんだ”ってママに話してくれればスッキリするかもよ」みたいな感じでどうでしょう?

娘さんと葵さんの「幸せ」の捉え方が違っただけ、と考えて頂くと、冷静になれるのではないかな?と思いますがいかがでしょうね?

それと「パピーさんは幸せってどんな風にお考えですか?」と書かれていた件ですが、私は、2つの側面があると思っています。

1つは、「いいな♪」と感じる瞬間と、それを積み上げていくこと。そしてもう1つ。「いいな♪」って感じる事ができる自分に成長していくこと。そう。「幸せ」って、何かの現象が起きる事だけではなく、感じ取れる自分になっていく事でもあって、特に22目の“「いいな♪」って感じる事ができる自分に成長していく”と、何気ない普段の生活からも「幸せ」を感じ取れるようになりますし、そうなると1つ目の“「いいな♪」と感じる瞬間”も増えて、当然“それを積み上げていく”ことも増えて、「いいな♪」とか「うれしいな♪」という気持ちに満たされていきます。ですからこの二つは相互に関係しあっているんですね。

でも残念ながら多くの方は「幸せが訪れますように」と、何かとっても良いことが降ってくるかのように思ったり、願っているのですが、それだけだと気づけない事が多く、せっかくすぐ近くにある「幸せ」も、ないがしろにしてしまっている事ってよくあるんです。

もちろんこれは私なりの考え方なので、これが幸せの定義だとも思わないし、これが正しい解答だとは思っていません。それに、子供にお話しするのはちょっと難しいので「ほっとしたり、うれしいなと感じたり、にこにこになれること」で、全然良いと思いますし、1つの参考として頭の隅にでも置いておかれたらいいかな~と思います。

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