実験計画の発想を取り入れた冒険精神
デジタル時代が進むなかで、マーケティングの未来の正確な予測は依然として困難である。しかしデジタル時代においては、実際の販売活動からデータを収集し、効果の検証を行い、活動をより効果的なものに素早く軌道修正していくことが容易になっている。
とはいえ、行き当たりばったりの軌道修正を繰り返すだけでは、正確な効果の把握にはいたらない。実験計画の発想をともなわなければ、デジタル時代においてもマーケティング活動の精度は高まらない。
やってみなければ、わからない。だから、まず行動してみることの重要さは、デジタル時代においても変わらない。そしてそこに実験計画の発想が加わることで、行動のなかから何に効果があるかを、より正確につかむことができるようになる。デジタル時代だからこそ、「やってみなはれ」の冒険精神と、冷静な実験計画の発想を併せ持つこと重要さが高まっている。
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