太陽光発電の真実を知れば判る、CO2を悪者にしたい人々の思惑

 

彼らのインチキぶりは、太陽光発電を例に上げればすぐに分かります。

「火力発電の替わりに太陽光発電」などという話はインチキです。一部の場所において太陽光発電が有効であることは認めますが、効果はあくまで限定的です。これまで火力発電で賄ってきた電力の全てを太陽光発電で代替するなどということは現状不可能です。

ところが、東京都の小池知事は、都内で新築する建物の全てに太陽光発電を義務付けようとしています。これは単に無駄なコストがかかるだけでなく、とても危険なことなのです。太陽光発電のパネルが火災で燃え上がると、普通の方法では消火することができません。太陽光パネルがズラリと並んだ地域で一旦火事になれば、住宅の屋根から屋根へと延焼し、江戸時代の大火を再現することになるでしょう。とんでもない、妖怪「緑のタヌキ」です。

さらに、発電パネルには鉛やセレン、カドミウムなどの有害物質が使われています。使用済みのものや壊れたパネルを安全に廃棄処理するためには莫大なコストが必要となります。これも国民が払わされることになるのでしょう。もし、台風や雹(ひょう)の被害などでパネルが割れれば(実際に先日の雹で被害が出ました)、そこから有害物質が流れ出すのです。

そもそも太陽光発電パネルは、製造時に多大な負荷を環境に与えます。パネルを製造するために使われた分の電力を取り戻すためには約10年に渡り太陽電池が好条件下で働き続ける必要があります。製造に必要な環境負荷コストに比べると、完成品の発電能力は低いのです。

ですから、日本中の山を全て禿山にしてパネルを並べたところで、私たちが使う電力を賄うことはできません。万が一、そんな愚策を実行すれば、山の動植物は死に絶え、水害や土砂崩れなどの災害が多発する(昨年、伊豆山で土石流が起きました)だけでなく、山の栄養が海に流れ込まなくなることで、近海の海洋資源も壊滅します。山が死ねば、海も死ぬのです。

こうした「不都合な真実」に関連する様々な情報は公開されていますが、大手のマスメディアはそれを伝えようとはしません。あたかも、太陽光発電が環境に負荷を与えない救世主であるかのような、イメージキャンペーンを繰り返すばかりです。テレビだけを見ていれば、太陽光発電で「クリーンエネルギー」を得られるかのような錯覚を刷り込まれてしまいますが、これは嘘です。

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