中国の過酷な受験戦争。なぜ「高考」が人生の成否を左右するのか?

 

日中入試の相違

当方は長年、外国人留学生を対象とした進学教育機関に勤務しているので、日本の受験事情は多少知っている。留学生が日本の名門大学に入学できる確率は、中国の名門大学に入学できる可能性よりはるかに高い。在日中国人留学生は日本での大学受験に新鮮な感覚を覚える。

日本の大学入試は中国と全く異なり、大学ごとに独自の試験方式があり、留学生が大学のホームページを見て、オープンキャンパスに行って、大学の雰囲気を肌で感じてから選ぶ。自分に合うと思えば出願する。同時に複数の大学を受験できる。

日本では面接試験が重視されるが、中国では面接はなく、テストの点数ですべてが決まる。 自分の行きたい大学に行くのではなく、世間の目から見て上位の大学に入ろうとするのだ。

因みに、日本の大学入試で唯一理不尽だと思うのは、2つの大学に受験し、一つの大学には期限内に入学金を支払ったが、その後別の大学を選んだ場合、最初の大学に支払った入学金を返還してもらえないことだと言う留学生がいる。

自分に似合う大学を選ぶ。それは留学生にとって、日本大学受験の魅力だろう。中国の教育改革は、「高考」から始めなければならない。試験の点数は高くないが、特別な才能がある人、そして社会人は、良い教育を受け、再び仕事に就くチャンスを与えるべきである。

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(『黄文葦の日中楽話』2022年7月3日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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在日中国人作家。日中の大学でマスコミを専攻し、両国のマスコミに従事。十数年間マスコミの現場を経験した後、2009年から留学生教育に携わる仕事に従事。2015年日本のある学校法人の理事に就任。現在、教育・社会・文化領域の課題を中心に、関連のコラムを執筆中。2000年の来日以降、中国語と日本語の言語で執筆すること及び両国の「真実」を相手国に伝えることを模索している。

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