心理学者が分析。ホラン千秋「鬼ヤバ弁当」がここまで好かれる理由

Japanese regional food, Otayakisoba
 

【分析結果】

分析はレポートであるため、ですます調ではなく「である調」で書かれています。

「お弁当から見るホラン千秋さんの心理分析」 

お弁当には以下のような性格特徴が反映してる。

1)自己肯定感が高く独立独歩
2)合理主義者でユニークな美意識
3)大胆で必要なら露出を厭わない

1)自己肯定感が高く独立独歩

既存の常識的な「お弁当のパターン」を敢えて無視できるのは、それだけ自尊心が高く、自分の行動に自信を持てる証拠。

「自己肯定感(self-esteem:長所短所を踏まえてありのままの自分を肯定する感覚)」が高いので、「独立独歩」の生き方を好む。

2)合理主義者でユニークな美意識

余計な手間暇をかけず、自分が食べたいものを必要な量だけタッパーに収納するお弁当の作り方は「合理主義者」の証拠。

しかし、こうした制約の中でも、可能な範囲で彼女なりの「ユニークな美意識」を発揮している。

一見、乱雑に詰め込まれたパスタなどは、あたかもジャクソン・ポロック(Jackson Pollock:抽象表現主義の旗手)のアクションペインティングのようであり、タッパーに一本だけ放り込まれた胡瓜は、便器を「泉」に見立てたマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp:概念芸術の創始者)のレディーメード作品を彷彿とさせる。

つまり、見る人が見れば、それなりに粋でお洒落な芸術的自己主張が隠されていると言えよう(もちろん、他者からは理解されにくいが)。

3)大胆で必要なら露出をいとわない

社会一般の弁当についての「常識」や美しいとされる「パターン」(たとえば食材の彩りを整える)などを無視しているので、他者からは理解されにくい自分の弁当を、敢えて衆目に晒すという行為は「大胆」で勇気を必要とする。

それが可能なのは、「自己肯定感」が高く、自身の「合理的判断」に自信を持ち、自分なりの「ユニークな美意識」を大切にしているからだ。

しかし、それは秘密や「プライバシー」を露出することでもある。

つまり、彼女は、自分が必要だと納得したら裸になることもいとわないような「大胆さ」を隠し持っているのだ。

以上がホラン千秋さんの「お弁当から見た性格分析」です。

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