デキるビジネスマンがやっている「速く正しい」決断力のつけ方とは?

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正しい決断力を身につけるためには?

正しい決断をするためには、「紙に書き出してみる」という方法があります。難しい問題の場合、頭の中で考えれば考えるほど混乱し、問題の所在が整理できず、決断が鈍る傾向にあります。そこで、その決断をしたことによるメリットとデメリットを、できるだけ多く紙に書き出していくのです。

私は建設会社に従事していますが、発注者から新規事業を依頼される場合があります。その仕事を受注するとどうなるか?新規の事業 に投入する技術職員は何人必要か?待機職員が減るメリット、次の工事を行うのに技術者が足りなくなるデメリット。工期までの資金 繰りは大丈夫か、協力してくれる会社はあるか、利益がでるか損失になるか、利益ならどれぐらい確保できるか、損失が出ても新分野の 仕事のノウハウを身に着けることで今後の事業展開ができるかなど、あらゆる角度からメリットとデメリットを書き出し整理していきます。

頭の中で考えるのではなくアウトプットすることで問題の所在が整理でき、より正しい決断ができるようになるのです。

正しい決断のため選択の幅を広げる

また1人で悩まず「人の意見に聞くこと」も重要です。様々な意見を聞くことで選択の幅が広がります。自分で考えるだけでは限界があることも、人の意見を聞くことで、よい知恵が浮かんだり、新たな発見がある場合があります。上司、同僚のみならず部下からの意見にも耳を傾けます。若い意見から斬新なアイディアが生まれる場合もあるからです。そして何より部下も頼られていると意気に感じて、その仕事に前向きに取り組むことに、つながります。

ここで注意するのは、責任は自分が取ること。誰かのせいではなく、最終決断は自分がしたことだからです。

最後に「日頃から勉強しておくこと」です。

ビジネスシーンでは、日々、決断の連続です。仕事が速い人は、決断が速く、その場で瞬時に決断をしているように見えます。しかし、その決断に至るまで、異業種と交流を深め、ビジネス書や専門書を読み、常日頃から勉強をすることで決断力を研ぎ澄まさせているのです。正しい決断ができる人は、知識が豊富です。情報を集めて決断の精度を高めているのです。

あなたが、決断力がない、決断が遅い、正しい決断ができないと思っているなら、以下のまとめを実践して決断力を磨いてみて下さい。

1.制限時間を設けて、決める練習をする
2.決断することによるメリット、デメリットを紙に書き出す
3.人の意見に聞き、選択の幅を広げる
4.日頃から勉強しておく

これらを実行することで、今よりも格段と決断力が上がります。

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