ChatGPTを成長加速として使うための「Comprehended Input」理論

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アウトプットを分解する

んじゃ、さっきの話でChatGPTの出力の2番目はちょっと難しいよね、という話になったら、さっきの話に戻って「2を単語別に分解して教えてください」というふうに言えばいいのですね。

例えば、文法がわかりにくいという場合は、「その際に文法もお願いします」みたいなことを言うと、単語別に分けてくれるんだけではなく、I’m interested inというのが自分の興味を持っているという慣用句だよ、という形。あとはCan you suggest?というのが尋ねるためですね、みたいな形で、自分がComprehended、つまり理解できる範囲にインプットを分解というふうにやっていくといいわけですね。

今度はこのCan you suggestみたいなことが分解できれば、今度は「Can you suggestを使った他の例文を5個あげてください」ということをやれば、今度はこの理解の範囲でまたもう一歩理解の幅を広げていくということで、どんどんアウトプットができていく。

こういうふうに結局カンニングになってしまうというのは、自分に理解できる範囲というものをはるかに超えたものをひな形として用意されちゃうと、ただそれをコピーしてしまって自分は成長せずに依存するってことになりがち。

でもやっぱりChatGPTの良さというのは自分のレベルに合わせてこれだけの形で、自分が理解できるところで分解をお願いする。

分解して理解ができたら今度はちょっと難しく自分の理解ができる範囲の中で、さらに自分の幅を広げる。

こうやって自分の幅を広げることとちょっと理解できなかったら分解することってことが今までは学校の先生がつきっきりにいてくれるわけじゃないからやっぱりできないわけですよね。

これがChatGPTだと気兼ねなくずっと自分の興味が続く範囲の中で広げていって、しかもそれをすぐ実践が使える。

だから例えば僕とかは今TEDに来ているわけなので「カンファレンスの幕間の間で会話を始めるときの言葉を教えてください」だったりとか。

実際にスピーチの内容を入れ、「このスピーチの内容に対して、講演の内容をChatGPTに入れていき「講演の内容を要約してください」と。

そうすると講演の骨子がわかる。かつ、「この講演をベースに議論するといい論点を日本語と英語で教えてください」みたいなことで、自分の理解の範囲から次の相手へのインタラクションに続けていく。

こうするとどんどんアウトプットを前提としてインプットが進むし、インプットもわからないところはどんどんChatGPTに自分が理解できる範囲に分解とやっていくと、このComprehendeNなインプットが続いていくので成長が加速するよということなんですよね。

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