自分の理解の範囲のインプットに変える
でも結局その答えを移したときに自分が理解できる範囲を超えた難しいものとしてうつすだけだと、もうそれは自分の中に内在化されないということなんですよね。
だから逆に言えば自分の理解の範囲に収まるようなインプットに変えていくと、実はむしろカンニングとしてレポートを書かせるほうが、英語を学ぼうが自分が理解できるものとしてやられていくと、どんどんインプットが進みます。
何よりもレポートで発表したり英会話としてすぐにその表現を使ってみるみたいなことをやれば、自分の成長を加速させるわけです。
これを具体的にどういうふうに使えるかという話をしてみましょう。
例えば、海外でレストランに行くじゃないですか。
海外のレストランに行くときにChatGPTで「英語を勉強しています。レストランで料理を食べるときの会話に使う表現を10個教えてください」みたいなことを言うと、いくつかの表現をしてくれます。
例えば、このアウトプットでWhat do you recommendというのがちょっとわからんなという話になり、これをもうちょっと勉強したいとします。
これを単語別で分解してもらうとWhat do you recommendという塊だと理解するには難しすぎるなら、ChatGPTに分解してもらえばいいんですよね。
そうするとWhatは何で、Doはする、Youはあなたが、Recommendはレリコメンドでここのお勧めなんですね、みたいな話だったりするわけです。
けっこうぶっきらぼうに答えるので、何回かやっていくと細かく出たりもしますよね。
んじゃ、今度はお勧めは何ですか?というのはリコメンドというのがお勧めなんだねと。
じゃあ、もうちょっと今度はComprehendedなインプットということをしてみます。もうリコメンドは理解したし喋れるようになったら、もっと会話のバリエーションを広げたいですよね。
やっぱりおいしんぼって本当にいろんな表現をするじゃないですか。
んじゃ、「もっと難しい表現のバリエーションを教えてください」というふうにやると、ChatGPTがいろんな言い方をします。
例えば、What do you recommend?というのが、May I ask for yor recommendation on what to orderという感じでちょっとこれ丁寧な表現とかというふうになってくると、自分ができる範囲の幅の中でこうやって広がっていくわけですね。
しかも例えば、ChatGPTの出力の5種類に関して「表現の使い分けを教えてください」というふうにやると、今言ったみたいにMay I askというのはやっぱりフォーマルな場所に使うんですねとか、I’m interested inはカジュアルな場面に使うんですねとかというふうに自分がどういうときにアウトプットすればいいかみたいなことをどんどん分解してくれるわけです。
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