中国政府のタイミングを図ったような動き。“放送ジャック事件”に揺れるNHKに隣国のスパイが潜んでいるこれだけの証拠

 

日中友好議連の訪中直前に日本の領空を侵犯した中国の意図

加えて8月26日には、中国軍機が日本の領空を初めて侵犯するという事件が起こりました。複数回旋回したあとに、日本領空に侵入し、領空侵犯は2分にも及んだということです。明らかに企図的であり、日本の反応を探っていたのはないかと言われています。

中国軍機の領空侵犯は意図的か 2分間で数十キロ飛行 防衛相「主権の重大な侵害」と非難

しかも時期として、日本の国会議員でつくる日中友好議員連盟(会長=二階俊博・自民党元幹事長)のメンバーが訪中する直前のことです。日本国内や議員の反応を見るためだったと考えるのが普通でしょう。

前回のメルマガでも述べたように、NHKの放送ジャックも、中国の台湾侵攻など有事の際に日本を撹乱することを想定した、予行練習だったのではないかという疑惑があります。

昨年7月には、尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域に、中国はブイを設置しましたが、これに対して日本は中国に外交ルートを通じて抗議しているといいますが、それでも放置されたままです。強制的にブイを撤去するわけでもありません。

一説には、このブイによって、この周辺地域における中国の潜水艦の活動に役立つ海洋データを採取している疑いも出ています。

中国、日本EEZ内の尖閣沖観測ブイ使い複数の論文発表 活動を既成事実化、軍事利用も

加えて、中国は日本最南端の沖ノ鳥島北方の海域にもブイを設置しています。日本政府は日本の海洋権益を侵害することがないように中国へ申し入れしましたが、中国側は「日本側が干渉する権利はない」などと突っぱねています。

● 中国「干渉する権利ない」沖ノ鳥島北方にブイ設置 林官房長官は「遺憾」

とにかく中国はやりたい放題で、次から次へと日本の主権侵害につながるようなことを仕掛けてきていると言えるでしょう。日本はこの事態をいつまで放置しておくのでしょうか。このまま何の対策も講じなければ、中国の行為は近いうちにさらにエスカレートしていくはずです。

スパイ防止法を早急に策定し、国内の中国スパイの摘発、そして中国でスパイ容疑で逮捕されている日本人の救出に、全力を傾けるべきでしょう。

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