問題解決やアイデアを生むのに役立つ「考えを整理する」3つの方法

Shutterstock_367599176
 

課題がなかなか解決できないのは、さまざまな要素が複雑に絡み合っているケースが多いもの。まずは、状況を正しく把握し、原因を分析し、その先を予測してより良くするためのアイデアをたくさん出す。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では、経営コンサルタントの梅本泰則さんが、そんな考え方の整理と課題解決に役立つ3つの方法を紹介してくれます。

考えを整理する3つの方法

1.MECE

あなたは、考えを整理するのに、どんな方法を使っていますか?ビジネス書には、整理する方法も書かれています。その中から、3つご紹介しましょう。

最初に紹介するのは「MECE」です。MECEは、「ミーシー」と読みます。物事を整理して考えるときに使う手法です。ロジカルシンキングを学ぶときには必ず出会います。

MECEは、Mutually(相互に)、Exclusive(漏れがなく)、Collectively(全体として)、Exhaustive(重複せず)の頭文字をとったものです。難しい単語が並んでいますね。

一般的には「モレなく、ダブリなく」というように訳されています。つまり、全体を分類するときには、「互いにモレなく、そして全体にダブリなく」分類すると、正しく把握できるということです。

例えば、「お客様」を分類してみましょう。

  • ダブリはないが、モレがある分類
    「新規のお客様」「野球用品の既存客」
  • モレはないが、ダブリがある分類
    「新規のお客様」「既存のお客様」「野球用品の得意客」
  • モレもダブリもある分類
    「県内のお客様」「県外のお客様」「新規客」

この例は単純ですが、意外とモレやダブリがあったりするものです。全体を分類するときは、MECEで考えてみましょう。

では、なぜモレやダブリがあるといけないのでしょうか。それは、

  • 網羅できる
  • 見落としを排除できる
  • 混乱がなくなる

からです。

print
いま読まれてます

  • 問題解決やアイデアを生むのに役立つ「考えを整理する」3つの方法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け