住宅ローンを組む時に選択することになる「元金均等」と「元利均等」。今回の無料メルマガ『「教養」としての不動産取引』では著者で不動産活用コンサルタントの楯岡悟朗さんが、このふたつの違いについて紹介するとともに、「元金均等」のメリットとデメリットについて記しています。
住宅ローンの元金均等方式のメリットとデメリット
元金均等方式は毎月返済する「元金」が決まっています。元利均等のように、返済額の内訳が上下することはありません。
元金均等方式のメリット
元金均等方式のメリットは以下の通りです。
- 返済する元金は毎月一定
- 元利均等よりも早く元金が減る
- 元利均等よりも返済総額が少なくて済む
メリットだけみると元金均等が良さそうに思えますね?
しかしメリットがなによりデメリットなんですよ。
元金均等方式のデメリット
- 元金に利息がプラスされた額が月の返済額となるので、返済開始当初ほど月の返済額が多くなる
これがデメリットです。
返済生活に慣れていない返済初期の支払いが、生活を圧迫する可能性があります。
事前のシミュレーションでは十分生活をやっていけたとしても、理想と現実のギャップに悩まされることは返済生活においては往々にしてあります。デメリットにも十分すぎるほど気を向けることにしましょう。
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