最悪リーマン超えも。米国「未曾有の大恐慌」へのカウントダウン

20170910
 

かねてより「米経済の破綻は近い」という見方を示している、メルマガ『高城未来研究所「Future Report」』の著者・高城剛さん。もし米議会の債務上限が引き上げられなければ、リーマンショックを超える未曾有の大恐慌を招くと断言するなど、米国のデフォルト問題について衝撃の事実を明かしています。

リーマン・ショックより痛手が大きい可能性も。米国のデフォルトは本当に起きるのか?

今週は、米国の債務上限問題につきまして、私見たっぷりにお話ししたいと思います。

米国債上限(debt ceiling)とは、別名「米国債シーリング」と呼ばれており、米国法によって米国債を発行する上限金額を指します。

米国政府は財政赤字を支えるために、年々米国債を発行して借入をする必要があり、ただし債務上限に達っした場合、議会が債務上限の引き上げに応じなければ、借入できなくなってしまいます

この債務上限を引き上げる場合、リバティボンド法に基づき議会に財政政策に対する監督権と情報公開・財政ルールの評価を進める機会を与え、議会の同意を取る必要があるのです。

債務上限を引き上げられなければ、国防や社会保障における支出を中止させられ、米国はデフォルト債務不履行)になり、世界経済全体にわたる金融危機の恐れが派生します。

いままでも何度も債務上限を引き上げられない局面に米国議会はありましたが、都度、茶番だとプロレスだの出来レースだと言われ、常に問題をクリアしてきた経緯が確かにあります。

しかし、現在の米国大統領は、誰もが予測しなかったドナルド・トランプです。

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