【しんコロ】NYに1軒しかない「ねこカフェ」、日本とはまったく違う特徴とは?

2015.10.08
by NozomiK
 

日本と違うねこカフェの目的

さて、NYには現在は常駐のねこカフェは1軒しかありません。そして、くしくももロケの前日にブルックリンに新しいねこカフェがポップアップショップとして現れました。

ポップアップショップとは、店舗の改装などによる一時的な空き物件などを使って、期間限定の店舗を開くことです。

このブルックリンのねこカフェも数週間限定の「ポップアップねこカフェ」だったのです。

ねこカフェの様子はテレビで放映されるので詳しくは書きませんが、テレビでは恐らく伝えきれないかもしれないこと、つまりその目的とシステムについて書きたいと思います。

すなわち、そのねこカフェは「里親を募集する場」として設けられているのです。このねこカフェにいるねこはすべてシェルターからの保護ねこなのです。

身寄りがなく、これから家族として迎えてくれる飼い主を求めているねこたちです。

お客さんがこのカフェに立ち寄ってねこと戯れて、気に入ったら引き取っていく、というのがカフェの目的です。

ねこと触れ合うことができて、そしてねこの為にもなるという一石二鳥のシステムです。

日本にもこのような「シェルター+ねこカフェ」的な施設はゼロではありませんが、シェルターシステムが進んでいるアメリカだと、この「ねこカフェ+シェルター」のシステムがよく機能するのです。

ちなみに、ねこカフェのスタッフは、皆ボランティアでした。ねこの保護を推進したいねこ愛好家達がアイディアと労力を寄せ集めて運営していました。

そして期間限定でも売り上げた収益はねこの医療費やシェルターでの保護費として寄付するというシステムでした。

しかし、これくらいのねこカフェシステムなら日本でも可能だ、と思う方も多いでしょう。そもそも、数週間だけポップアップねこカフェとしてやって、何の意味があるのか?

また、ボランティアも最初は勢いよく頑張れても、時間と労力がたくさん必要となると継続するには個々人に負担がかかります。

ねこカフェを常駐するとしても、収益を寄付しているだけではなにかと費用がかかるNYでカフェを運営することなど不可能です。

それらの問題は、いったいどうやって解決するのでしょう?

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