まとめ
洗濯代行サービスのパイオニアとして、忙しい方をターゲットにして、自分の時間が作れることや一度に大量の洗濯ができることなどを訴求することで差別化を実現しています。
洗濯代行サービスを通じて、新たなライフスタイル(いつもの洗濯を外注して時間を有効活用)を提案することで、消費者の支持を得ています。
分析のポイント
稼働率について
コインランドリーでいう稼働率とは、営業時間内に洗濯機や乾燥機が稼働している(働いている)時間の割合となります。
この稼働率が通常のコインランドリーであれば10%程度のようです。
つまり、残りの90%の時間は稼働していない(働いていない)わけです。特に昼間に来店される方は非常に少ないようです。
ですから、コインランドリーは売上を上げる余地は大きいにも関わらず、顧客の来店時間を均一にすることは困難なため、稼働率を上げることも難しいのが実情のようです。
ウォッシュ&フォールドは、洗濯代行をとおして、稼働していない洗濯機や乾燥機を有効活用することで稼働率を上げ、コインランドリーの課題(低稼働率)を解決しています。
そもそもコインランドリーは顧客が来なければ、売上をあげることができないため、待ちの店舗ビジネスといえます。
その中で、待ちだけでなく自ら洗濯物を集荷するという洗濯代行を取り入れることは、コインランドリーを新たなビジネス形態にしたといえます。
そして、ウォッシュ&フォールドは洗濯代行が主で、副がコインランドリーのようですから、非常に合理的です。
なぜなら、コインランドリー事業では10%しか稼働率を確保できないので、売上をあげるには残りの90%を埋めることができる洗濯代行に注力するのが、理にかなっているといえるからです。
我が家は週末にまとめて洗濯をしていまして、洗濯機を3~4回回して、干して、取り込んで、たたむというのが通常ですが、合計で2時間近くかかってました。
2時間は大きいですね。2時間あれば、映画一本観ることができますし、その他いろいろと有効活用できますね。
洗濯代行サービスの利用者の方が「時間をお金で買っている」、「気持ちの余裕を買っている」とおっしゃていましたが、納得ですね。
いま参入企業が増えていますし、洗濯代行サービスは急速に成長していますので、今後、洗濯は代行してもらうのが当たり前の世の中となっていくのか注目していきたいです。
image by: Shutterstock
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