受験も最後の追い込み。これさえやれば学力はまだまだ伸びる

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新年が明けると、いよいよ受験シーズンの到来です。昔から「冬を制するものが受験を制する」といわれているほど、冬の「最後の追い込み」が重要視されています。周囲もラストスパートをかけることに必死です。そこで、少しでも他の子に差をために押さえておきたい重要ポイントを、メルマガ『1日1粒 !「幸せのタネ」』が紹介しています。

しっかり分析、しっかり選択

みなさまこんにちは。マインドマップインストラクターの須田です。

年が明ければ、中学から大学まで、入試。入試。ここ1ヶ月から2ヶ月が、いわゆる「最後の追い込み」です。

中学入試から大学入試まで共通して言えるのは、「最後まで伸びる」ということです。この時期に受けた模擬試験での合否判定が悪くても、受験直前までの頑張りで合格圏内に入ることは十分可能です。

ただし、周りも伸びるわけですから、周りよりも一歩でも二歩でもより伸びる工夫が必要です。

そのためには「しっかり分析しっかり選択」です。

これから入試までの日数を数えて、1日に勉強できる時間をかけあわせると、たくさんあるように見えて、実は思うほども残っていません。

ということは「何をどうやるか」が大きな分かれ目です。

まずは分析。過去問や、模擬試験を分析して、今の段階で自分が足りていないのはどのくらいなのかをしっかり把握します。過去問でも模擬試験でも、時間を計ってやってみて、

1.時間内に解けて正解した問題
2.時間内に解けたが不正解
3.時間を超えたけどできた問題
4.時間をかけてもできない問題

これらを分類します。

まずは3がポイント。これは潜在的に得点源です。ただ、手をつける時間がなかったのなら、手をつけることができるようにしなければなりません。そのためには、1に分類した問題の「正確度」はそのままにスピードアップを心がけます。できる問題のスピードを上げて時間を稼ぐのです。そうすると3の問題で得点をさらに上積みできます。 

次にできなかった問題の分析。2の「不正解」で、ケアレスミスが原因の場合。それは、5%ぐらいは見込んでおかないといけません。どんなに頑張ってもケアレスミスなしの試験はありません。それを込み込みで合格点を取るのが目標です。

不正解が理解不足なら、しっかり修正しておきましょう。手をかけた問題ではできるだけ得点したいのです。

もしここまでを分析して,それで合格点が取れるのなら、4の「時間をかけてもできない問題」は思い切って捨てちゃいます。そういう分野で時間をかけるより、スピードアップや解ける問題の正確度アップに時間をかけましょう。

合格点に足りなければ、「時間をかけてもできない」を「時間をかけたら解ける」までになるように、集中学習が必要です。その際に1や3でできる問題のスピードをアップして、それらの問題の時間を稼いでおきます。

そういう分析と選択をして、その中で計画的に対策を施していくことが合格のコツです。中学受験などでは本人にはそれはできないので、親御さんが冷静に分析してあげることが大切ですね。

image by:Shutterstock

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