【要注意】実は相手を深く傷つけているかもしれないフレーズ5選

 

感じの悪い言い回し3 見た目の表現

褒め言葉のつもりが結果的に相手にうまく伝わらず、却って不愉快にしてしまったということがあります。

年齢より若く見えることを、「お若く見えますね」とその通りに言ったり書いたりしても相手は喜びません。若く見える=若作り、という捉え方もあるからです。

余計な言葉は添えずに「お若いですね」「若々しいですね」とストレートに表現する、あるいは「いつもはつらつとされていますね」のように表現を変える方が喜ばれるでしょう。

見た目を表現するうえで、「太った」「太っている」という表現も注意が必要。本人に直接、言ったり書いたりすることはなくても、人のことを「あの太った方の男性」とか「○○さんは以前より太ったみたい」などと表現するのは、失礼な気がします。「ふくよかな」とか、男性には「恰幅がよい」「貫禄がある」といった別の表現を使う方が感じはよいものです。

人を形容する言葉はそのまま表現したのでは角が立つ場合もあるので

「痩せている」は「細身の」「ほっそりとした」
「優柔不断な」は「慎重な」
「うるさい」は「にぎやかな」

といった具合に別の表現に言い換える術を知っておくことも必要です。

感じの悪い言い回し4 安易な「大丈夫」

「大丈夫です」

相手を元気づけようという気遣いから、「問題ありません」「心配には及びません」という意味で使われることの多いこの言葉。でも、根拠や確証もなく安易に使わぬほうがよい場合もあります。

例えば、病気で治療や入院を余儀なくされている人、その家族に対して、自分や自分の家族も同じような状況で一時はどうなることかと思ったけれど、今は回復してほっとしている。だから、あなたもあなたの家族もきっと大丈夫。

このように、結果的に良くなったという自分の例を引き合いに出し相手を気遣ったとしても、病状や回復の可能性は人によってさまざま。自分のケースが相手にそのまま当てはまるとは限りません。体の疾患や健康に関することは個人差があるうえにデリケートな問題でもあるので、自分の成功事例を伝えたところで相手にとっては、はた迷惑余計なお世話になることも。

メールに限らず電話でも、こうした成功事例を一方的に語るのは、自己満足や善意の押し売りにはなっても相手への慰めにはなりません。必要以上に立ち入ったり根拠のない「大丈夫」という元気づけの言葉は控え、そっとしておくことも思いやりではないでしょうか。

経験談や成功事例は相手に聞かれたり、相談されたときにはじめて伝えればよいわけで、聞かれもしないのに自ら語り始める必要はないと思います。

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