簡単に5つのジャンルを述べてみましたが、どれも撮影方法の基本はあるものの、これといった区分や決まりなどはなく、それでいて主題や目的が明確でなくてはいけません。
個人として楽しむのか、記録として残すのか、またはコンクールに出品するのかなど、当然ながらこれら目的の違いにより、撮影方法も変わってきます。
鉄道写真というと、どうしても列車が主役になりがちですが、たとえ列車がなく、駅舎や踏切、レールだけでも、創意工夫次第で立派に鉄道写真として成立します。
鉄道写真は奥が深く、難しいことは事実で、20年以上鉄道を撮り続けている私でも、未だに失敗は多いです。
これを単に「オマエが下手なだけだ」と言われれば、まったく反論の余地はありませんが(笑)、それでも確実に言えることは、「鉄道写真は面白い!」ということです。
鉄道が好きであるならば、撮ることもまた好きになるでしょうし、それはまた、写ったものが楽しいことにほかなりません。
5つのジャンルにこだわることはありせんし、鉄道写真は撮影の自由度が高いですから、ただ漠然と撮るのではなく、撮った先にあるものに創造性を膨らませることが大切です。
そうやって撮影したものが、結果的に5ジャンルのどれか、です。
試行錯誤することもあるでしょうが、「撮る楽しさ」を意識しながら、色々なものにカメラを向けることで、テクニックは間違いなく向上します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
image by:うわじま6号
『ちょっと上を行く鉄道写真を撮る方法』
著者/うわじま6号
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