世界最大のゲーム見本市に「不参加」表明のメーカーが続出する理由

 

まとめ

E3は新しいハードウェアやVRのような新しい技術を世に問うようなときはとてもいいショーだと思うのですが、パッケージ販売からダウンロード販売へと業態の変化がみられる中で、変化を求められているショーなのかもしれません。お金がかかるわりには届けないといけないエンドユーザーにはアピールできないのはイタい

今後ブースの値段を大幅に下げるとか、TGSのように見本市を2日やった後ユーザーデーを設置するとか、存続のためには何らかの方策をしないといけないかもしれませんね。メーカー各社がその金額に見合う魅力的な出展パッケージを得られない限り、PAXやプライベートショーへと移行するのは自然なこと。

ただ、日本の業界関係者にとってE3が縮小するのはあまりいいことではないですね。ユーザーでごった返すわけでもない業界関係者だけの大きなショーフロアに年に1回訪問すれば、欧米で開発されている主力タイトルがほとんど見られるいい機会なのですから。何とか踏ん張ってほしいです。

もしかしたら“あの”E3は今年が見納めかもしれません。いずれにしても世界で年末に向けて発売されるタイトル群がみられるいい機会ですので6月のカリフォルニアの風を感じにLAまで行ってみませんか?

image by: logoboom / Shutterstock.com

 

炎上ライター!記野直子のゲーム業界を語りたい!

著者/記野直子
ITM、Inside、ファミ通でコラム連載をしていた記野直子が炎上記事事件でライター廃業。でも、書いてほしいという方々に背中を押されてメルマガを書くことにしたみたい。アナリストとしてゲーム業界最新情報や裏話を元に私見解説を語ります。毎月5日、25日と月2回でお送りします。
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