【京都案内】現代に甦る平安絵巻。「葵祭」で悠久の時に思いを馳せる

 

儀式

葵祭には前儀があります。ここでは簡単に日程だけ載せておきます。

  • 5月1日 13:00~(上賀茂神社)競馬会足汰式(くらべうまあしぞろえしき)
  • 5月3日 13:00~15:30(下鴨神社)流鏑馬神事
  • 5月4日 10:00~(今年は上賀茂神社)斎王代禊の儀(さいおうだいみそぎのぎ)毎年上賀茂神社と下鴨神社両社で交替で行われる
  • 5月5日 11:00~(下鴨神社)歩射神事(ぶしゃしんじ)
  • 5月5日 10:00~(上賀茂神社)賀茂競馬会(かもくらべうまえ)
  • 5月12日 9:30~(下鴨神社)御蔭祭(みかげまつり)
  • 5月15日 10:30~(京都御所出発)路頭(ろとう)の儀

路頭の儀の行列は本列と斎王代列から成ります。本列は馬にまたがった古来の日本の役人扮する隊列や牛車から成る17の隊列です。その後ろには、女官や巫女に扮した隊列や斎王代を載せた腰輿(およよ)など6つの隊列から成る斎王代列が続きます。京都御所を出発し下鴨神社上賀茂神社を目指します。新緑の緑に映える都大路を色鮮やかな装束に身を包んだ隊列が厳かにゆっくり進みます。その姿はタイムマシーンに乗って平安時代に遡って時代絵巻を生で見ているような感覚です。

上賀茂神社と下鴨神社の共通点は?

世界文化遺産に登録されている上賀茂神社下鴨神社の正式名はふたつ合わせて賀茂社といいます。そして、上賀茂神社は古代山城の豪族賀茂氏の氏神として、正式名称を賀茂別雷神社かもわけいかづちじんじゃ)といいます。かつて、この地を支配していた豪族、賀茂氏の氏神を祀ったのが起源とされています。これに対して、下鴨神社の正式名称は賀茂御祖神社かもみおやじんじゃ)といい、上賀茂神社の祭神の母と祖父を祀っています。

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