部下に「説教」はムダ。諭すなら自分の「ダメダメ時代」の話をしよう

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部下や後輩を持つ皆さんの大きな役割のひとつに、「ものを教え理解させる」という仕事がありますが、そう安々と行くものでもありませんよね。そんな悩みをお持ちの方のために、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんが、自らの経験をもとに「部下に刺さる話ができるようになる方法」を伝授してくださっています。

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今日の話は部下もしくは後輩を持っている人には刺さるかも知れません。

上司もしくは先輩の役割として、部下や後輩に何かを教え、諭し、気付かせ、理解させるという一連の行動があるわけですが、往々にして狙い通りにいかないものなんです(笑)。人の言うことなんて聞きませんから、フツーは。神妙な顔をして、ハイわかりましたって言ってるのは、そうしたほうが説教の時間が短くなることがわかっているからなんですよ。

そうした時に私がよくやっていた方法は、自分が若くてダメダメだったとき、つまり今あなたの目の前にいる部下や後輩と同じ立場、レベルだった時に何をどう考えたのか、そしてどうしたのかを回顧録のような雰囲気で語ることでした。

これは今でもこのメールマガジンで頻繁に同様の手法を使っていますよね。古くからの読者さんはもしかしたら、私自身以上に私の経歴とか、やって来たこととか、その時の心境とかを特にダメダメ、グダグダの時代で詳らかかも知れませんね(汗)。

でもね、これって刺さるんですよ。なぜ刺さるかと言えば、当時の自分の目線の高さと、今の彼らのそれがほぼ同じだからです。年が若いってそういうことですから。同じ目の高さに合わせてから話をすると、伝わりやすいというか、親近感が湧くというか、抵抗出来なくなるんですよね、人間って。

もちろんそれは私が高卒で、30過ぎまでプラプラとフリーターをやっていたということが大きいと思うんですけどね。もし私が現役で東大に受かって、在学中に司法試験にも合格して今は弁護士をやっている、という経歴だとしたら、そもそもその当時から目線の高さが同年齢の一般人とは違うわけで、そうであったら刺さらないと思うんです。逆にそういう場合にはエリートの人を分母に持ってくれば、同じ目線の高さになって刺さるんですけどね。

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