勝林院
image by:京都フリー写真素材
835年に円仁によって開かれた寺で、寂源(じゃくげん)が1013年に中興した日本音楽の源、天台声明発祥の寺です。古くから来迎院とともに天台声明の道場として栄えました。1186年には顕真(けんしん)と法然との大原問答がこの寺で行われました。江戸時代には4坊あったと伝わりますが、現在は宝泉院・実光院の2院が現存しています。
宝泉院
image by:京都フリー写真素材
三千院の参道の奥の突き当たりに勝林院の本堂があります。この本堂は大原における天台宗仏教が栄えた中心的な場所です。宝泉院はその僧坊(そうぼう)として古く800年前よりあったお寺です。僧坊とは僧侶が生活をする居住の場所です。山門をくぐると目の前には樹齢700年の五葉松がそびえ立ちます。額縁の庭園は客殿の柱を額縁に見立て客殿の中から眺めるとまるで絵画を見ているような庭園です。
● 宝泉院 日本一美しい竹林と紅葉のコントラストは絶対に見逃せない!!
寂光院
天台宗の尼寺で、聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために建立された寺です。本堂前西側の庭園は平家物語当時のままで、心字池、千年の姫小松、苔むした石、汀の桜などがあります。
また本堂手前の右にある大きな南蛮鉄の雪見燈籠は、太閤豊臣秀吉の寄進で桃山城にあったものと伝わります。
いかがでしたか? 京都は日本人の知識と教養の宝庫です。これからもそのほんの一部でも皆さまにお伝え出来ればと思っています。
image by: Shutterstock
『おもしろい京都案内』
毎年5,000万人以上の観光客が訪れる京都の魅力を紹介。特にガイドブックには載っていない京都の意外な素顔、魅力を発信しています。京都検定合格を目指している方、京都ファン必見! 京都人も知らない京都の魅力を沢山お伝えしていきます。
<<登録はこちら>>