【書評】ヒーラーは五度死ぬ? 理解不能な「あの世」から蘇った話

 

彼は幽体離脱して天国に行き、甲田光雄や船井幸雄に会う。著者の素粒子が、おふたりの波長に合うから、究極のコミュニケーションがとれるのだという。ロシア人の父と祖父は、宇宙に遍満する「量子」の波動をあやつり感じとれる能力があった。って、なんのこっちゃ。母は十日町で350年以上続く「春日木草閣」という治療院の家系だとか。ヒーラーって何? よくわからん。

彼の頭の中には毎日すごい数の有名人がアクセスしてくる。スティーブ・ジョブスロビン・ウィリアムズ原節子らとも交信した。まあそういう世界の人もいるんだなあと思うが、「世界の政治や経済の大部分は、たった10数人の人たちが支配しコントロールしている。今後はユダヤ系とロシア系の人たちがキーになる」とか言われると困惑する。この人に「スピリチュアル的なものがブームだが私はお勧めしないと言われてもなあ。本文で太字になっている部分がある。ここが勘どころらしいが、ハズレが多い。編集者は、小林健の文章を本当に理解しているのだろうか。わたしの頭では理解不能である。

編集長 柴田忠男

image by: Shutterstock

 

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