筆箱の中の必須アイテムのひとつ、消しゴム。社会人ならば「修正テープ」になるでしょうか。いずれにしても、ミスした箇所はきれいに消して書き直すのが当然、と考えがちですが…、無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんは、「成長するために消しゴムは不要」としています。その理由とは?
消しゴムをポイッ!
少し前のことですが、大事な書類に「消えるボールペン」で記入していたために、文字が消えたり、見えにくくなったり、改ざんされていたりで問題になりました。
本来は「消えない」「簡単に書き換えできない」というのがボールペンの特徴です。「後で消したい」「消すことがあるかも」というときに使うのは、普通は鉛筆です。
私は文房具好きで、万年筆、ボールペン、鉛筆、どれも大好きですが、中でも油性ボールペンは手入れが簡単で、きちんとした書類に使えるということで愛用してきました。
手帳でもなんでもボールペンを使っているのですが、間違えたときに消せないのは面倒だなと思うこともありますが、間違って記入した場合、二重線で「見え消し」にします。
何をどう間違って消したのかを、後から見ても分かるように修正します。予定が変更になった場合も残しておいて、「×」を入れて「取り消し」ということにします。
「何をどう間違ったのか」を残しておくということは、大切だと思うのです。
ただの誤字、計算間違い、勘違い、予定変更(自分か、相手の都合か?)などなど、色んな原因はあると思いますが、綺麗に消してしまうと、経過がわからなくなります。
単純な誤字、計算違い、勘違いを見直す。このプロセスをきちんとやることで次につながります。
「間違いはそのまま見える形で残す」
ということで、「消しゴムをポイッ」としてみるのをお勧めします。成長の種は、案外そんなところにあったりします。