私が興味があったのが、ヘタと実の房の関係。科学雑誌「Newton」で紹介されていた話なのですが、皮を剥かなくても房(ふさ)の数がわかる、という話です。
植物には維管束というものがあります。植物には根から吸った水を送る道管と、葉で作った養分が通る師管があって、セットで「維管束」と呼びます。ヘタをとったあと、凹みの中に放射線状の線が見えます。それが維管束で、その数と房の数が一致するという話です。
面白い! と思って試そうと思ったのですが、ヘタが取れないのです。なぜだ? と思って調べると、新鮮なみかんではヘタはなかなか取れないものだそうです。
おいしいみかんはもちろん新鮮なもの。確かめるために新鮮なみかんを放置するのも気が引けます。さてどうしたものか…、と迷っています。
なにげなく食べているみかんにもいろいろ面白い話が隠れていますね。
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