ドン底を味わったマクドナルドが、したたかに進めている「脱却」

 

中小企業は、マクドナルドから何を学ぶべきか? ~製品開発と価格設定

製品・サービスを開発する場合に、自社だけができる独自の価値を中心に考えるのは、いうまでもない。どの企業も、価格設定には頭を悩ますことが大半である。価格設定は経営と同義語だ、と言った名経営者もいるくらいだ。

価格設定に関しては、「競合がこれくらいだ。多く売りたいので、少し低くして売るか」と安易に設定するのは得策ではない。

基本は、競合の価格や市況から自社独自の価値を考慮に入れて、価格を設定する「上(損益計算書の売上からなので)から」の設定と、管理会計の考え方で、最低限確保したい、限界利益マージンから逆算する、「下から」の設定がある。

上記に加えて、PSM分析と呼ばれる、「顧客がその価格を、安いと感じるか高いと感じるか」という顧客視点の分析手法がある。

どれも、それだけが正解というものではない。中小企業としてすべきは、市場自社顧客の3方向から設定するという考え方の上で決めていくのがよいだろう。

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