【書評】「効き過ぎる」から目の敵にされる、がんの治療法とは

 

がんと診断されても治療せず放置しなさい、いまだにこんな妄説を勧めて治療のチャンスを奪っているのが、30分3万円のセカンドオピニオンを経営するあの有名な近藤誠医師である。彼の言う「放置しても進行しないがんもどき」という都合のいい細胞は存在しない。一人の医師の唱える机上の空論である。

「がん化」は段階的に起こる。粘膜内にとどまっているうちが完治のチャンスである。また近藤理論では「がんを治せる治療法はない」という。多くの医師もそれには同感らしい。彼らの頭には標準治療の世界しかないからだ。そして、完治は不可能なのに延々と抗がん剤を用いて、国民医療費を無駄遣いしている。

ANK療法は「効き過ぎるから医師を含めたがんビジネスに携わる人々の目の敵だ。儲けの種を奪われるからと、10年以上もANK療法を黙殺してきたが、条件付きだがようやく自由診療も可能になった。また再生医療関連3法の施行で、iPS細胞と同じ枠組みでANK療法も「公的に」扱われることになった。

医者の罪と罰を列挙すると、机上の空論・放置療法、使命放棄・医者の怠惰と無知、患者無視・治療選択の妨害、欺瞞の渦・医者の嘘と隠蔽。マスコミの罪と罰・いきすぎたがん報道。製薬/サプリメント業者の罪と罰・薬の真実。日本は時代遅れ・理想のがん治療設計。目次、構成がうまいな、さすが幻冬舎。

石井光は文藝春秋に呆れ果てる(B社と匿名だが)。文藝春秋、ムック、新書、文庫など、社を挙げて近藤誠を猛プッシュし続け、お手盛りで菊池寛賞まで与えている。近藤誠のがん放置理論の誤りは川島なお美の件でも明らかである。これからどうするんだ、文藝春秋。他人事ながら心配(&面白)だ。

編集長 柴田忠男

 
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